大金峰〜小金峰

脊梁山地の国見岳から北西に派生する稜線は目丸山京丈山雁俣山に続いている。
さらに雁俣山から南に派生する稜線には、大金峰(だいきんぽう)・小金峰(しょうきんぽう)の尾根があり、小金峰から五木川の深い谷に落ちて終わっている。

大金峰・小金峰の西斜面は傾斜も緩く、かっては焼き畑農法が営まれ、住民の生活の場となっていたと云う。従って原生林は消失し、その後植林の山となり、わずか稜線近くにブナを主とした樹林のみが残ったようだ。その後九州自然歩道が整備され登りやすくなったと云う。

アプローチ:(08:30自宅出発) 国道218号線を矢部方面へ→砥用町三和から右折→445号線→二本杉峠→1km「せんだん轟・自然塾」の道標右折→300m→左手に大金峰登山口
(10:20, 64.2km走行) 

期日:2001年12月20日    照会先:八代市泉支所 0965-67-2111                                                  

   


445号線の二本杉峠(標高1100m)を越えて、800kmほど道なりに進み、この道標を見て、右折する。

10:20

300m程で、大金峰の登山口のある広場に到着。(64.2km走行)

(20台位駐車できる)


大金峰登山口は、九州自然歩道の入口でもある


10:35 大金峰の案内に従って登り始める。

この冬初めて見る霜柱。

しばらく杉林が続く。

「マムシに注意」の立て札を見て、夏場に来なくて良かったと思う。。

もちろん往路、復路ともこの時期に出会うことはなかった。

小さな涸谷を2度渡る。

古い丸太組のきつい傾斜もすぐに終わり、緩斜面になりクマ笹の踏分けを辿る。

時折ブナやカエデ・アセビを見る。

左上にロボット雨量計を見て、平坦な広い尾根を進みカラ松の植林地に入る。

要所には大金峰・小金峰の案内板があり迷うことはない。

小金峰との分岐点から左へ急登(200m)する

11:35 
大金峰の頂上。(1395.9m)

残念ながら頂上は植林してあり展望は望めなかった。


11:40
一休みして、小金峰へ向かう。

ほぼ稜線に沿って南の方へひたすら歩いて、”朴の木ルート”との分岐点に辿り着く。
朴の木(ホオノキ)への道は急坂らしい。

左上の小金峰山頂を目指す。

山頂まで12分と記されている。



 ※蛇足ながら「朴の木」の花はこちら。

大きな倒木を何本か乗りこえたりくぐったりして急登に喘ぐ。

ツクシシャクナゲ、ドウダンツツジの茂みを見る。

12:55
小金峰山頂(1377m)に到着。

(登山口からの所要時間:2時間20分) 

狭い山頂は自然が造ってくれた岩峰の庭園風である。

天候にも恵まれて、五木、五家荘の山々の展望に満喫する。

心地よい冷たい風を感じながら、ゆっくり昼食をとり、休憩する。



16:00
往路をそのまま辿り。無事下山。
(往復の所用時間:5時間25分) 

なお文献によれば、二峰は、
大金峰:おおがねみね
小金峰:ごがねみね
とも記されている。




      
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