福智山(鱒淵コース)

福智山(900.6m)は、北九州小倉南区と直方市、福智町にまたがり、英彦山修験道の行場であったと云う。
山麓には、白糸の滝、大塔(おおとう)の滝、七重の滝を懸けている。山頂からは、360度の展望が開け、北九州・筑豊の人たちのふるさとの名峰として人気が高い。

登山口は、竜王峡登山口・畑観音登山口・内ケ磯(うちがいそ)登山口・上野峡(あがのきょう)登山口・頂吉(かぐめよし)登山口・鱒淵ダム登山口など数多い。従って様々なコース設定が可能であり、低山ながら福智山の最大の特徴であり、一番の魅力かも知れない。
(かって車で入れた内ケ磯の大塔別れは、福智山ダムの下までしか入れなくなっている。)

長雨のあと酷暑続きのこの時季、涼をを求めて、@鱒淵ダムからB七重の滝ルート(・・・・・)を目指したが、登山道が崩壊しておりC自然歩道ルートに余儀なく変更された。(GPSトラック参照)

アプローチ:九州自動車道「小倉南インター」→国道322号線を小倉方面→徳光交叉点左折→県道258線→道原(どうばる)のバス停左折して直進→鱒淵ダムサイト道路脇駐車(150km走行)

期日:2009年8月23日(日) 晴天   紹介先:北九州市役所観光課 093-582-2054

   往路のグラフ  復路のグラフ  


@ 06:45 鱒淵ダムサイト到着。

県道258の空き地に駐車している愛車。

(復路、ダムに架かる赤いつり橋から撮影)

07:10 スタート

県道258より堰堤(えんてい)を渡る。
堰堤の右奥にダム管理事務所がある

長い堰堤を渡り管理事務所前を通って、B七重の滝ルートを目指す。

Aa赤い吊り橋は渡らず、そのまま直進する。
復路、向こうから渡ってくることにする。

B 07:45 七重の滝ルート登山口

登山道や橋が崩壊されて進入禁止となっている。

残念であるが、コースを変更して、C自然歩道登山口へ。

C 07:50 自然歩道ルート登山口

広場になっており、案内板とベンチがある。

入り口に柵が設置され、進入禁止にはなっていたが、危険度は低いことを聴き、いよいよここから福智山を目指すことにする。

沢を左手に見て、杉の植林の中を登る。

08:08

土砂崩れの跡を歩く。

08:10

崩壊地を滑らないように慎重に進む。

08:15

沢の木橋も流されている。しばし休憩。
     
D ホッテ谷別れ

右は、ホッテ谷新道を経由してカラス落とし。
(復路は、逆にカラス落しからホッテ谷新道を経由してここに戻る)

このまま直進する。



08:58

丸太段、石段の急な登りも荒れ果てている。

間もなく右手に炭焼き跡を見て登ると、山頂への案内板が見える。



09:22

登りきると尾根に出てアカガシ林の解説版がある。
しばらくはこの美しい森が続く。

09:44

沢の横に杉の巨木がそびえ、その下にベンチがある。高度は600m位か。


   すぐ先にある案内板

09:50

役に立たなくなった丸太段や歩きにくい石段が続く。




10:28

丸太段も終わり空間が開けると、右手、前方に突然姿を現したのが福智山だ。
あと500mの標識がある。
山腹に巨岩「鈴ヶ岩屋」が見える。


   鈴ヶ岩屋

10:55

福智山山頂
(@スタート地点より要 3時間45分)

広い草原の山頂には、巨大な岩と祠が点在し、素晴らしい大パノラマを楽しめる。

この日は残念ながら雲がかかり周りの山々をカメラにおさめることが出来ない。

景観と涼風をゆっくり楽しみながら弁当をひろげる。

1時間近く山頂を楽しみ
11:50 下山開始。

北側にある祠の前を通り、笹の中の坂道を下って行く。

12:03 荒宿荘

広場で昼食をとったり、休憩している人達。

すぐ横にある、「たぬき水」で喉を潤す。



G 12:15 「からす落とし」

語源は不明。
720m程の鞍部で四辻になっている。

直進すれば尺岳へ。
左に下れば内ヶ磯へ。

右に下ればホッテ谷新道を経て、C登山口へ至る。


ホッテ谷新道に入って東へ下る。
傾斜も緩やかで、沢音を聞きながら自然林の中を下って行く。

12:44

30分程下ると、案内標識が目にとまった。
(見落としがちな小さな案内板)
     
「追手」をホッテと読むことが分かった!!
この小さな谷を渡るから”ホッテ谷新道”なのだ。




12:50
やがて「歩庭平:ほってだいら」で一休み。

殺風景な広場であるが、名前が独特だ。

ここから左へ下る。
ごろ石が多くて歩きにくい、疲れやすい道が「ホッテ別れ」まで続く。

13:16

追手谷二の沢渡」に次ぐ「しょうた渡り」であろう。





13:23 H無事に「ホッテ谷別れ」まで来ることが出来た。

14:00にはC登山口を通過して、
数カ所崖崩れの傷跡が残っているサイクリングロードを歩くつり橋に出会う。

14:18 Ab赤いつり橋を渡る。

赤いつり橋からダム湖と西方を望む。
福智山は左奥でここからは見えない。

14:32 @駐車地に到着

復路は、およそ2時間40分を要した。
往復での所要時間はおよそ6時間25分。

「七重の滝は下の方から”一の滝”の順に、”七の滝”と続いている」ことを知り、夏場の涼を求めてコースを選択したが、実現できず残念であった。、

しかし、標高901mの低山の割には、自然林、岩場、沢、花ありの楽しい山行であった。

  
山腹で出会った花々(花名をクリックすると関係ページへ飛びます)


 UFOに触れると?!



   

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