英彦山 (北岳・中岳) |
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日本を代表する山岳宗教の霊山と言われ、また福岡県を代表する名山とも云われる英彦山に挑戦した。(登山ルート参照) 日本三大修験場は山形県・出羽の羽黒山(はぐろさん)、奈良県・大和の大峰山(おおみねさん)、福岡県の英彦山と云われている。 英彦山の最盛時には三千もの坊舎があったと云われ、その勢力圏は九州全域に及んでいたと云う。 アプローチ:熊本市内(05:40)→九州自動車道「植木」インター(06:00)→大分自動車道「鳥栖」ジャンクション(06:34)→「杷木」インター(07:00)→386号線左折→「池田」左折→(52号線:八女香春線)→「塔の元」左折→211号線→「小石原」直進→500号線→「英彦山橋」右折→高住神社(08:00) (走行時間:2時間20分 走行距離:140km) 期日:2005年7月21日 紹介先:添田町役場 0947-82-1231 |
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08:34 駐車場の南側が高住神社(豊前坊)。 石段の長い参道を登っていく。 登山の序章が始まる興奮をおぼえる。 |
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威風堂々として天にそびえる高住神社のご神木、「天狗杉」 |
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左手には見事なトチノキが君臨している。 |
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高住神社の社殿 |
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08:42 社殿の右手にある登山口からいよいよ出発。 いつもながら、未知の世界に挑む冒険者になったような気分がわき上がってくる。 |
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08:50 足下は、石ころや小岩で歩きやすいとは言えないが清々しい登山道である。 英彦山一帯は、数百万年前に噴出した安山岩の溶岩台地が浸食されて深い谷や奇岩を造ったと云われている。 |
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08;55 いくつもの奇岩が迎えてくれる。 これは、「逆鉾岩」であろうか。 この他、筆立岩・屏風岩などと名付けられた多くの奇岩が所狭しと横たわっているが、樹林が覆い茂ってアングルもなく私のカメラには収まらない。 |
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08:58 当時の修験者が苦労して造り上げた石段が続く。大きな岩石を石段にすべく積み重ねたご苦労に感謝しながら一歩一歩登る。 望雲台と北岳方面との分岐だ。 ザックを置いて、望雲台を目指す。 |
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09:00 鎖場。 望雲台に行くには、二つの岩壁に挟まれた溝状の急斜面を登らなければならない。 鎖を頼りによじ登る。 左手の壁は一面イワタバコの群落である。 |
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時期が早いせいか、青紫に咲くであろう花は残念ながら未だ白い蕾である。 イワタバコと言う名前は、湿った岩陰に好んで生え、大きな葉がタバコの葉に似ていることに由来すると云う。 |
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イワタバコを傷つけないように注意してよじ登る。 見下ろすと90度近い斜面である。 |
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登り切った所は、正に断崖絶壁に相応しい光景だ。 右手の縁に鎖がはられた小径が続いている。左は絶壁であるから、注意深く進む。 |
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柵のある望雲台が見えてきた。 向こう側は何もない文字通りの断崖絶壁だ。 |
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鎖を頼りに伝っていくと望雲台の直下に来る。 90度の斜面には鎖と足場が用意してあるので、意外と楽に登れた。 |
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09:10 望雲台。 柵を左手でしっかり持って、右手だけで撮影。 右側から登ってきたが、柵がなければ立っていられない。 左側は断崖絶壁。 |
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望雲台からの山並み。 天気が良くて足場は滑らず、風もないが左手は相変わらず柵から離れない。 |
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所狭しと杉の木が育っている。 |
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後ろを振り返ると奇岩が幾つも見える。 展望とスリルを楽しんで、注意しながら北岳への分岐に戻る。(09:30) |
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09:36 再び自然石で積まれた階段を登る。 |
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09:42 清々しい「シオジ林」が続く。 樹高25m、直径が1mにもなろうかと思われるシオジもある、と記されていた。 シオジは山地の谷沿いなどに生え、日本の特産種で高さは20〜35mになると云う。 北岳まで辛い石段の急登が続く。 |
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10:06 木の階段を登ると鞍部に出て、その先に更にひとつの鎖場があった。 |
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10:23 ブナの木とクマザサに陽が差して目映い程だ。 |
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10:25 北岳山頂。(1,192m) 下着もシャツも汗で濡れれている。(日陰にあった寒暖計) |
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北岳山頂の広場。 10:45 一休みして中岳(英彦山本峰)へ向かう。 |
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北岳から南の方へ下りはじめると、左に南岳、右に英彦山の上宮が見える。 |
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ブナとクマザサの見事なコントラスト。 |
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11:13 英彦山(中岳 1,190m)到着。 南岳からの周回コースはこちらへ。 |
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上宮は台風で荒らされたまま。 手つかずの状態で立ち入り禁止。 |
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山頂広場では小学生が点呼を受け、その後三々五々楽しそうに弁当を広げていた。 子供たちの歓声を聴きながら日陰で食事をとり、下山する。12:10 |
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英彦山は昭和25年に耶馬渓・日田と共にわが国最初の国定公園に指定されている。 山頂は、北岳、中岳(本峰)、中岳の三峰からなっている。下山途中、本峰(右)と南岳(左)を振り返った。 枯れ朽ちたブナの木々が侘びしい。 帰途は、「英彦山温泉しゃくなげ荘」で疲れを癒す。 天然ラドン温泉(0947-85-0123) |
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私のオリジナル作品です。 UFOの飛来。 |
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