保口岳(ほぐちだけ)普賢峯(ふけんほう)

保口岳(1281.1m)は熊本県の秘境、八代市泉村五家荘の一角を占める山で、川辺川支流の鬼山御前(おにやまごぜん)の碑が祀ってあり、平家落人伝説が色濃く漂う山である。北峰が本峰「保口岳」で標高の違いは殆どない。
秘境の山であるだけに、尾根の登山道はスズタケが密生し、藪こぎの連続に閉口したが、保口岳山頂のヤマシャクヤクに癒された山歩きであった。

アプローチ:熊本市内R3→代継橋→R266→田井島→中ノ瀬橋→「鯰」交叉点直進R445→ジャスコ(右に見て)左折→「上島」交叉点直進→「辺田見」交叉点(御船警察署前)右折→443→「糸田」交叉点左折→小莚(こむしろ)交叉点左折→R218→「三和」交叉点右折→R445→二本杉峠→五家荘大橋→平家トンネル→久連子落合線との交叉点右折→R247→保口集落→林道終点(保口岳登山口) 

期日:2011年5月6日(金)

紹介先:八代市泉支所 0965−67−2111

           


08:29

登山口へ行く途中に鬼山御前の伝説の説明版がある。

ここには名水もあり更に11分ほど走ると、保口の終点広場に着く。

08:40

林道終点にある保口岳登山口に到着。
(2時間45分、77.5km走行)

深い山奥の林道終点まで舗装されているのに驚きもし、感謝もしたい。

09:00

保口岳登山口スタート。

09:02

落ち葉で敷き詰められたコンクリートの登りから始まる。

右側には丸太の手すりまで設けてあった。

09:05

緩やかな竹林の登りで見た一株のヤマシャクヤク

下山する頃には、開いているだろう。

09:10

狭い登路にあったシカ除けのネット。
直ぐに最後の民家のあるところを通過する。

この民家は空き家になっていて、緒方家ではなかろうか。

見事な石楠花が一株寂しそうに咲いている。


09:12

ここまで来れば一安心。

この民家の前を右に直角に曲がり、案内標識に従って山道を登って行く。


 ここから110分と示されている。

09:25

テープに従って登って行くと、杉林を経てスズタケ林のきつい登りになる。

09:37

次に広い杉林を斜上するように登っていかなければならない。

テープなども少なく、踏み後も散在しているので慎重に登っていく。

(登路に無関係な、林業用のテープも巻いてあるので要注意)

09:57

やがて上空が開けて、林道に出る。

この林道からさらに杉林を斜上すると次の林道に出る。

10:00

二つ目の林道に出る。
真正面に尾根への取り付の、見損ないがちな小さな道標がある。
(普賢峯・保口岳取り付)

ここがポイントで、尾根に辿り着くには最も重要な所である。

ここ以外には斜上出来るような箇所はない。

古い丸太に沿って注意深く斜上する。

10:08

斜面を滑り落ちないように登り切ると、直ぐに稜線に出る。

スズタケや自然林の中のアップダウンを繰り返しながら高度を稼ぐ。

10:26

樹間からいよいよ南峰(普賢峯)が見えるようになる。

10:37

一旦鞍部に下り、さらに登りが始まる。

岩崖を慎重に登り詰めると、普賢峯に辿り着く。

10:46

普賢峯(南峰:1280m)

鬼山御前の石碑が祀ってある狭い山頂。
優しく柔和な御前の顔が印象的だ。

登山口からおよそ1時間46分。



北東方向に祖母山が微かに見える。

次に目指す保口岳の鈍頂も確認できる。

休む間もなく本峰を目指すべくスタートする。


10:52

鞍部までの下りは、嫌になる程スズタケが密生しており難儀する。

この尾根道は、藪こぎの連続だ。
時に背を丸めて足下を見つめ、踏み後を確認しながら進まなければならない。

11:10

鞍部から再び登りになるが、ほんの少しの間だけは快適な尾根歩き。
しかし殆どは、密生したスズタケにウンザリさせられる。

数株の「ヒトリシズカ」や「ヤマシャクヤク」に慰められた。

山頂の直前で振り返ると、南峰(普賢峰)が良く見えた。

11:17

保口岳山頂(1281.1m)

登りの藪こぎが終わると二等三角点のある山頂に到着。

南峰(普賢峯)から31分。
登山口から2時間17分。

群生とまでは言えないが、ヤマシャクヤクの可憐で質素な姿に藪こぎの疲れを忘れてしまう。



祖母山の左奥は傾山であろうか?
いつものように、山頂を独占して食べる弁当は格別に美味しい。

12:19
山頂に別れを告げて下山開始。

13:58
スズタケの藪こぎに苦労して登山口に到着。(要1時間39分)

往復の所要時間:4時間58分。

        


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