星生山(ほっしょうざん)


牧ノ戸峠(1330m)より沓掛山(1503m)を経て西千里ガ浜から星生山(1762m)に登る。単純標高差は432mである。

九重山群の中核をなす山の一つが星生山と云われ、北方に三俣山、南方に久住山に挟まれるような位置にある。頂上を境にして左(西)側は草尾根で、右(東)側は画像のように険しい岩尾根であり、優しさと厳しさが同居しているような山であった。

山名はその昔、山群一帯に入っていた天台宗派の宇宙観から派生したと云われているが、綺麗な趣のある印象とは随分隔たりを感じる。


期日:2003年9月28日   紹介先:九重役場 0973-76-2111

                  


8:26

沓掛山での気温は10度位で、青空のもと絶好の登山日和である。

8:55

イタドリの花が日に映えて美しい。

8:59

扇ケ鼻(オウギガハナ:1698m)にも近々是非登りたいと思う。

今回は、(赤線ルートではなく)15分ぐらい先の西千里ガ浜の中間地点(地図上の取り付き点)から登ることにした。

9:15

西千里ガ浜の中間地点にある登山口。

9:16
青線のコースで登る。

左(西)側が草尾根。

9:20

左下を見下ろすと、湿地帯の窪地にはいくつかの水溜まりがある。

9:28

足下には見事な黄色の「アキノキリンソウ

草花は疲れた体に鋭気を授けてくれる。

9:29

右手(東側)には険しい星生崎と久住山

9:32

左手(西側)を見れば草尾根を登るす登山者。

9:45

登山口から30分で山頂に到着。

北側と東側の展望が特に素晴らしい。
足下に見下ろす北斜面には、溶岩の塊が幾つも立っておりモニュメントを見るようだ。

   山頂より北側のパノラマ。
   三俣山平治岳大船山



10:32

三俣山の左後方には双耳の由布岳

10:56

東側には岩尾根が続く。

11:00

星生崎から「久住山避難小屋」に向かって用心深く下る。


東千里ガ浜を見下ろすと、朱色の避難小屋と一息入れている人影が見える。

東側には、雄大な久住山。

久住山  :1787m
中  岳  :1791m
天狗ガ城:1780m


久住山が最も高いように見えるが、画像の錯覚で実は「中岳」が九州本土の最高峰である。

11:30

避難小屋前で一休みして牧ノ戸峠へ向かう。

星生崎の岩峰を見上げると、白装束で上空を仰いでいる強者がいた!!
真似の出来きることではない。

      

12:13

沓掛山近くから久住山を振り返る。

12:15

あちこちで見かけたそよ風になびくススキ。

竜胆も可愛い。
            

13:00

展望台から見た湧蓋山


             

13:40
無事登山口に到着。

人間も色んな顔を持っていると云われるが、一つの山も、見る角度や高低によって数々の山容を見せてくれる。その変幻を求めて今後も山歩きを続けたい。
そして沢山の草花に出会いたい。

帰途は筋湯温泉で一休み。

  
         
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送