宝満山(提谷コース)

宝満山(829m)は、古くから霊峰として崇められてきた。天武天皇の時代に心蓮聖人が入山して修行し、鎌倉時代には英彦山、宝満山の入峰行が確立し、修行の山として栄えたと云う。
中腹から山頂一帯にかけて花崗岩が露出しており、標高のわりには険しい山だ。

山歩きを始めて3年目の2000年5月3日に竈門神社からの正面コースで登ったことがある。
さらに、7年後の(2007年)おなじ5月3日には提谷(ひさげたに)コースから登り、復路はシラハゲ尾根コースを下った。
今回は、提谷コース経由で長崎鼻まで行き、仏頂山から宝満山のコースを設定した。


宝満山の主な登山ルートはこちら
アプローチ:九州自動車道「植木インター」→「筑紫野インター」→R65本道寺バス停

期日:2009年8月7日(金)   紹介先:太宰府市役所 092-921-2121

              
   

06:40 A駐車地(道路脇)到着

本道寺バス停@から、北方に見える宝満山に向かって道なりに2〜3分走ると、右手に進入禁止のロープが張ってある3差路がここだ。

     
07:10 B登山口

A駐車地から北方へ3分程進むと「提谷コース」の登山口。

記録的な長雨が続いたため、水かさの増した沢を渡り、しばらくは右岸を歩く。

やがて、「シラハゲ尾根コース」の分岐案内板を右に見て、そのまま直進する。



07:17

ロープを頼りに慎重に登る。

07:23 C一の滝

この後、小さな滝が続々と現れる。

C二の滝

07:26 C三の滝

07:35 D初音の滝

07:37 D前の滝(男滝)

07:38

アリミニウム製の梯子が濡れていて滑りやすい。

07:41 D奥の滝(女滝)

07:48 E鼓の滝

07:54

長雨で岩肌に水が流れている。

07:58 E金剛の滝

08:15 F般若の滝

08:19 F行者の滝

(確認できた10に及ぶ小さな滝のオンパ  レード終わり)

08:30

梯子がなければ登れない。
     
08:38 G百日絶食記念碑

霊山であったことを示す記念碑。

古くは奈良朝の昔から、英彦山、福智山と並び称された北九州の霊山で隆盛を極めたという。


G分岐の標識

記念碑の所から左を取れば、キャンプ場へ。(復路は、キャンプ場ルートからここへ戻ってくる)

「金の水」を目指す。


09:10 H金の水

巨岩の下から清水がわき出ている。
中を覗こうとしたが、蜘蛛の巣が多くてよく見えなかった。

右後ろの木の幹に記されている案内板Hに沿って登る。

09:24 I普池の窟

宝満山は大宝年間から修験者の修法場として栄えた。宝満山七窟の一つであるこの普池の窟は奇岩巨岩にして、暗闇の窟内は玉依姫の石像と石仏が約十体鎮座され約十五畳にして石清水が四季を通じて流れ出ている・・・・・・・・・・。


大宰府守護のために神武天皇の生母、玉依姫が祀られている。玉依姫は海幸彦・山幸彦神話(古事記)の弟海幸彦の妻の妹、海幸彦の子供の乳母といわれている。

09:31
長崎鼻へ向かう。

09:45 J長崎鼻

折角回り道して来てみたが、期待していた展望は望めない。


09:50 K提谷コースと仏頂山との分岐

そのまま直進して仏頂山へ。

09:53 K仏頂山(869m)




宝満山(829m)より高い山だが、尾根の通過点の感じである。

尾根は、宝満山→仏頂山→三郡山と続いている。
     
10:10

キャンプ場から本道寺への分岐
(復路は、ここから下山する)

10:19

巨岩の鎖場の上には、石段もある。


    石段を上から見おろす。

10:20 L標識のある宝満山山頂

B登山口からおよそ3時間10分

11:04 キャンプ場経由で下山開始。

11:40 M分岐点 百日絶食碑Gへ向かう。

11:54 G百日絶食の碑の所に辿り着き
往路を下る。

13:15 B登山口到着

およそ6時間程度の山歩きだった。

この夏一番の猛暑日だったので、復路は熱中症になりはしないかと思うほどに、頭や首周りが熱くなってきた。

冷たい沢の水でタオルを洗っては、何度も何度も冷やして元気をもらった。
猛暑を避けて、2〜3000m級の高山に登れる人が羨ましい・・・。

    


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送