一ノ峯・二ノ峯

阿蘇の南外輪山から西に延びる大きな尾根の途中にラクダのコブのように突きだしているピークが一ノ峯と二ノ峯だ。
ほとんどが草原で 雨後の乾きも早くロケーションも抜群で、ただ行くだけでも気持ち良いエリアである。
一ノ峯には以前登ったことがあるが、今回は二ノ峯と更に奥の送電線のある所まで足を伸ばしてみた。
(GPSトラック参照)

アプローチ:阿蘇熊本空港の南にある県道206号から県道28号(高森方面)へ→ミルク牧場の案内板から右折→大規模林道を直進→左手の宮山集落の道標を左折→二つ目の三差路を左折しすぐに右折→次の三差路を左折→道なりに進んでゲート(解放してある)を通過→約3.5km先の左手に細い角材の「一ノ峯登山口」道標。

期日:2009年12月22日 快晴   

            


10:02 登山口スタート

解放してあるゲートからおよそ3.5kmほどの左手に、小さな案内棒がある。
ここから一ノ峯の山頂が見える。

(林道右側に3〜4台が駐車できる)

わだちが延びた草原をスタート。

(わだちは、麓の宮山地区の人達が草刈りのために軽トラックで登った跡だ)



足下にはこの冬初めて踏む霜柱。

10:06

熊本市街地(西方)を遠望すると、金峰山群が霞んで見える。

10:09

北東には、俵山が横たわっている。

俵山の右手の稜線には、先日本谷越から護王峠へ行ったときに辿ったピークがいくつか見える。

10:25

防火帯になっている広い草原に出て右へ。

防火帯を直進する。
左前方のコブは単なるピークで、一ノ峯ではない。

10:38

ピラミッドのように見える一ノ峯。

10:40

巻き道の分岐があり、更に進むと右手の岩の上に薄い石版が立っている。

なにやら文字が刻まれているが判読できない。

10:47

草原の山頂ではなく、大岩が重なり合っている。

11:00 一ノ峯山頂(857.9m)

大岩群の間を縫うように登り、およそ1時間でポールが立っている、岩だらけの山頂に辿り着く。

快晴で風もなく余り寒さを感じない。
視界は360度、後方は俵山。


山頂手前の岩にも石版があり、「國之御柱命」と彫られている。

一ノ峯は、農作物を風の害から守り、風鎮の神様を祀ったものと云う。

一ノ峯のすぐ東側にあるのが二ノ峯だ。

二ノ峯(870m)の方が少し高いが、遠くから見るとなぜか一ノ峯の方が目立って見える。
二ノ峯は国土地理院の地形図には、表示されていない。

東側の右奥には、冠ケ岳

冠ケ岳の左に連なるいくつものピークは、護王峠へのルートである。


11:28 スタート

山頂から東へ急斜面を降りて、二ノ峯へ向かう

11:33

振り返ると、一ノ峯の北側斜面は遠くから見ると想像もつかない、大岩・巨岩で埋め尽くされている。

11:37

巻き道とのの分岐点を左に取る。


11:39

岩が積み重なった二ノ峯山頂が間近に迫る。

11:50 二ノ峯

鞍部から一気に登って22分で二ノ峯山頂に到着。

ここにも大岩、巨岩が幾つも横たわっている。

俵山山頂の雪も確認できる。


12:06
雪化粧した山並みを楽しみ、更に東の方
(外輪山)へ足を伸ばす。

12:12

巻き道の分岐手前で、二ノ峯を振り返る。

12:17

東の方へ小道を進むと、再び防火帯に入り、右折して足跡のある雪道を進む。

アイゼンを履くほどではない。

12:20

防火帯から振り返る、一ノ峯、二ノ峯。

12:30

送電線の鉄塔が見えてきた。

12:36

鉄塔の下に辿り着く。

中央幹線133号
(実はこの鉄塔を起点に、護王峠から本谷越の稜線に通じているのだ)

来春にでも、ここから護王峠・俵山へ行きたいと思っている。

12:44
帰途につく。

地形図の青線を辿って下山。
13:56 登山口到着

往復4時間をハイキング気分で楽しむことが出来た。


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