冠ケ岳(地蔵峠ルート)

南外輪山と言われる山々は、俵山冠ヶ岳大矢岳・大矢野岳・高千穂野・清栄山を指すが、その一角を占める冠ヶ岳(1154.1m)に登ることにした。
登山ルートは、俵山方面ルート、本谷ルート、鉄塔ルートなどあるようだが最も楽なコースと言われる地蔵峠ルートを選んだ。
地蔵峠ルートの登山口は、久木野村と西原村を結ぶグリーンロード南阿蘇の最高所にある。

期日:2002年5月12日   照会先:阿蘇郡西原村役場 096-279-3111   

       


時折冷たい風が吹き、肌寒いスタートである。

ここから右へ階段を登り切れば、やがて稜線上の登山道になる。

先日来の雨で自然歩道は幾分ぬかるんでいた。

スズタケが密生している両脇にはナラの木が生い茂っている。

杉や檜が植林され、枝落としがされて生育も良さそうである。

平坦な登山道を気持ちよく辿っていく。

自然林に相応しいウグイスの鳴き声に混じって色んな野鳥の歌声に励まされながら進む。

1時間足らずで護王峠・俵山方面との分岐点についた。

すぐ先には展望が開けた広場があり、護王峠から俵山へ至る縦走路を眺めることが出来る

分岐点に戻って右をとり、一路「冠ケ岳」を目指す。

小石混じりの緩やかな斜面を越えると新緑眩しいアセビに混じって所々にミヤマキリシマが出迎えてくれる。

曇りがちであった空も漸く晴れ、心地よい風に後押しされて頂上にたどり着いた。(要1時間10分)

見渡す限り360度展望が開けている素晴らしい山頂である。

時折帽子がとばされそうな冷たい風も吹いている。

ふと時計に目をやると弁当を広げるにはまだ早い11時前である。

青空や生命力を感じる新緑の山並みを見渡しながら下山し始めたのは11時10分であった。

足元にひっそりと咲いているリンドウに別れを惜しむ。

鼻歌混じりの帰り道である。

12時39分登山口到着。

帰途俵山温泉”泉力の湯”でゆっくり疲れを癒すことが出来た






               

     
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