傾 山 (黒仁田登山口) |
傾山(かたむきやま:1602.2m)は、祖母傾国定公園の東側の主峰と言われ、四皇子峰(しおうじのみね)とも呼ばれている。 大分・宮崎県境に位置し、日之影町、宇目町、緒方町の三町界にある。祖母山・傾山縦走コースの東の花形と言われ、西の祖母山と人気を分けている。 この山名は北側から見る頂上部が傾いて見えることから生まれたと云う。別名「四皇子峰」は神武東征のおり四皇子を伴って戦勝祈願のための登山をしたという伝説に基づいたものだ。 また傾山を起点にすれば、東面は新百姓山(1273m)、夏木山(1386m)五葉岳(1570m)を経て大崩山(1643m)へ至る。西面は本谷山(1643m)、障子岳(1703m)を経て祖母山(1756m)に連なっている。 コースはいくつもあるようだが、初心者の私は、最短ルートで最も楽な見立・黒仁田登山口から九折越(つづらごえ)コースを選んだ。 アプローチ:熊本市内を06:20出発。国道218号線を高千穂方面から日之影宇目線(県道6号線)に入る。見立→あけぼの荘→くわずる谷→黒仁田登山口駐車場までおよそ3時間30分を要し09:50到着。 期日:2003年3月23日(日) 紹介先:日之影町役場 0982-87-3900 |
10:12出発。 登山口への林道には伐採された杉の木が横たわり、車は通行できない状態であった。残雪があり険しさを予感する。 |
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10:29 風もなく快晴であるが林道は雪に覆われている。 |
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11:19 九折越(つずらごえ)の南の水場で美味しい水を口にして、 ここ「九折越」分岐の雪化粧した広場で一休み。 |
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この「九折越」からは、傾山を正面に見据えて、雪を重たそうに被った”すずたけ”の尾根道を歩く。 |
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左より 三つ坊主(4っのピークがある) 二つ坊主(3っのピークがある) 前傾 傾山(本傾) 後傾 <以上の概念図はこちら> |
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11:56 雪化粧した久住山が見える。 |
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11:58 左より中岳・三俣山などよく見える。 |
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12:10 センゲン尾根ピーク((1378m)から間近に見える傾山。 (左右は前傾と後傾) |
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12:59 後傾の岩峰真下は、宇目町の「杉ガ越」からの分岐点になる。 雪の深さは20〜30cmあろうか。 |
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13:09 左より 古祖母山(1633m) 障子岳(1703m) 祖母山(1756m) 大障子岩(1451m) (前)障子岩(1409m) 笠松山(1522m) 祖母傾縦走路はこちら |
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13:27 後傾と傾山(本傾)の中間にある 「大白谷」コースとの分岐。 |
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13:35 「三ツ尾」・「三ツ坊主」への分岐から最後の急坂を登って傾山の山頂へ。 |
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13:35 (到着!要3時間23分) 雪に覆われた山頂は、ヒメコマツと巨岩が横たわり、手入れの行き届いた庭園のようだ。 春霞ではあるが、大パノラマを満喫できる絶景そのもの。 |
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13:38 道中、岩だらけで急坂の雪道にほとほと苦労したが、雪化粧を存分に堪能することが出来た。 時期を得ないでミツバツツジやアケボノツツジの美しさに出会えなかったことが心残りである。 |
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左より 桑原山(くわばるやま:1408m) 新百姓山(1272m) 木山内岳(きやまうちだけ:1401m) |
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夏木山(1386m) |
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二ッ岳(1258m) |
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大崩山(おおくえさん:1643m) |
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本谷山(ほんたにさん:1643m) |
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帰途傾山をバックに。 |
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