久住山〜稲星山 | |
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久住山や稲星山にはすでに登っているが、今回は往路に赤川コースを、復路に南登山道コースを辿ることにした。 「GPSトラック」に示すように、先ず、赤川コースを辿って久住山に達し、さらに東千里浜を抜けて稲星山へ。稲星山から神明水を経て南登山道コースを辿り、赤川登山口に戻るものである。 以前、久住山から赤川コースを下ったことはあるが、登りに使うのは初めてである。また南登山道コースも初めての経験だ。 熊本地方も梅雨入りしたが、この日は好天気に恵まれ九重山群は勿論、祖母・傾山群から阿蘇の山々までの展望を充分に堪能出来た楽しい山行であった。 またミヤマキリシマの満開は、2週間後くらいではなかろうかと思われた? アプローチ:瀬の本からR442に入り、国民宿舎久住高原荘を過ぎて、直ぐ左手の久住赤川登山口や赤川温泉への案内に従って直進すれば、駐車場がある。(熊本市内より70km走行) 期日:2011年6月9日(木) 紹介先:久住総合支所商工観光課 0974−76−1117 |
06:31 駐車場スタート 駐車場を出て、直ぐ二股に別れる道を左にとる。(右は赤川温泉へ) 左は、久住山・扇ケ鼻へのコースだ。 次の三差路は、久住山(赤川コース)と扇ケ鼻の分岐になる。 赤川コースをとり、いよいよ久住山を目指す。 |
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06:44 赤川の木橋を渡る。 (2009年10月当時、こんな立派な橋はなかった。) |
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06:54 自然林の中、踏み後はしっかりしている。 道標など確認しながら、安心して進むことが出来る。 |
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07:03 左右に石垣のある林道に飛び出る。 黄色のペンキに従って左へ。 (この林道を右へとれば、南登山道へ通じる) |
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07:06 林道を進み、左側にある道標に従って、木段を登って行く。 |
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07:09 再び林道に出て、道標に従い左をとる。 |
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07:13 林道を進み、次の道標を見て、左折して木段を登る。 |
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07:16 更に林道に出たら、横切って石段を登る。 (ここまで3回林道に出くわすことになる。) |
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07:24 雨水などで浸食されて、荒れ果てた急登を登り続けて、目にした説明版。 大分大学工学部 「的場哲」研究室が登山道の浸食防止技術の開発に尽力されているものだ。 |
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木段の下側を見ると、金具を使って空間を作り、雨水が流れやすいようにしてある。 このことにより、丸太が土砂から押し流されるのを防ぐのであろう。 登山道を歩きやすいように工夫努力されている的場哲教授を初め協力されている皆さんに感謝し、敬意を表したい。 |
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07:28 的場研究室の皆さんによって造られた木段がなければ、この登山道は危険な難所になるに違いない。 これらの木段があっても厳しい登りだ。 浸食され、破壊されたまま放置された木段は歩き辛い。まだ危険な箇所もたくさんある。 |
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07:33 ふと左上に目がいくと、ヤマツツジに会えた。 歩き始めておよそ1時間が経過して、急登に疲れ始めた時だけに嬉しい。 |
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07:43 空が開けて、後ろを振り返ると、素晴らしい光景が飛び込んできた。 雲海に浮かぶ根子岳と高岳。 |
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祖母〜傾山の稜線。 地形図で参照 |
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07:45 ようやくミヤマツツジも顔を見せてくれたが、満開ではない。 |
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07:53 肥前ケ城の東面が見え始めた。 |
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08:03 目指す久住山も現れた。 |
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西千里ケ浜から見る穏やかな肥前ケ城と違う、東側壁面の柱状節理。 |
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08:08 ツクシドウダンも素晴らしい色彩を見せつけてくれた。 |
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08:21 木段もない、険しい急登が続く。 湿った黒土は滑りやすい。 |
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08:34 頂上を極めるには、それなりの試練が用意されている。 |
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08:52 巨岩の先に山頂は隠れている。 |
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08:54 岩陰に一人咲き誇るイワカガミ。 |
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09:07 左手(西)に肥前ケ城の穏やかな山頂が見え始めた。 久住山へもあと一踏ん張りだ。 |
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09:18 岩が散りばめられた山頂に到着。 1786.5m(一等三角点) 登山者は数人であったが、そのあと少しずつ増えてきた。 流石に久住山にもなると、三脚を取り出さなくても誰かがシャッターを押してくれる。 (単独行では、山頂で登山者に会うことはなく殆どセルフサービスだ) |
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山頂からの素晴らしい展望の数々。 北方にどっしり構える三俣山。 右後方には由布岳と鶴見岳。 |
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北東の天狗ガ城と中岳。 右後方に大船山。 |
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左奥の涌蓋山と星生山。 |
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西側のなだらかな肥前ケ城。 右奥には猟師山。 |
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猟師山の右側後方には、一目山と風力発電機。 手前は合頭山。 |
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久住分かれの避難小屋(右)と新設のバイオトイレ。 人影は見当たらない。 |
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東方には、次に目指す稲星山。 09:36 山頂での展望をじっくり楽しみ稲星山へ向かってスタート。 |
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09:44 久住山から東に向かって一気に下ると、前方が開けてくる。。 左は中岳。 右は稲星山の裾野。 正面には、白口岳、後方は大船山。 |
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09:58 四差路 左は、中岳へ。右は南登山道へ。 草原を辿り、次の分岐へ進む。 稻星山からの復路は、南登山口コースへ降りてくる。 |
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10:11 次の四差路を右へとる。 左は、中岳へ。直進すれば、坊ガツル、法華院温泉山荘へ。(手前が久住山) |
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当初、白口岳に直登したあと、稲星山を目指す予定であったが、白口岳への直登コースを見つけることが出来なかった。 (およそ20分程のロス) |
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10:27 白口岳を諦めて、四差路から50mほど進み、稲星山のガレ場の北面を一気に登り詰める。 |
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10:40 「稲星山」山頂(1774m) (ここでもセルフタイマーを使う必要はなかった) 赤褐色の砂礫(しゃれき)に覆われた山頂に草木は一本も見あたらない。 露出した溶岩で埋め尽くされ、荒涼としたさまは、山名のイメージとは余りにもかけ離れている。 しかしここからの展望は、素晴らしいの一語に尽きる。 |
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山頂標識の真下の岩陰に祀られている一体の石仏。 手を合わせ、登山の安全を祈願する。 |
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中岳の右後方に平治岳。 |
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星生山の右奥に涌蓋山。 |
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山々に囲まれた坊ガツル。 早朝4時30分頃朝食をとったので、展望を楽しみながら早めの弁当を開く。 |
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11:20 稲星山から下山開始。 稲星山と久住山との鞍部を目指して、西方へ下る。 |
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11:32 鞍部にある道標が見え始める。 途中の足下で、マイズルソウが慰労してくれた。 |
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11:35 鞍部にある四差路。 左をとり南登山口コースを辿る。 右へ行けば先ほどの四差路へ。 |
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左にとると、水の流れる小さな音が聞こえる。 久住山と稲星山から流れ出している「神明水」だ。 夏場でも冷たくてとても美味しいと云う。 |
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11:47 灌木の中にミヤマキリシマが散在している。 足下は石だらけの道。 |
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12:21 赤川コースほどに勾配はきつくなく、ミヤマキリシマもより多く咲いている。 山道も一本道で迷うところはない。 |
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12:40 標高1360m位で展望が開き、山々が姿を見せてくれる。 平坦な山頂の扇ケ鼻 |
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なだらかな肥前ケ城。 |
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久住山も西千里ケ浜から見るのとは一味違う。 山も人間も多面性があって面白い。 |
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稲星山 (左の方が山頂) 九重山群の南側から望むと、位置関係がよく分かる。 |
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12:43 標高およそ1300m位から1200mの間(約15分)は、右に左にジグザグの山道を下る。 この辺りは「七曲がり」と称されている。 |
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12:56 (標高1230m) 左に急カーブした左手にひっそり安置された仏像(千手観音菩薩像) |
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13:13 七曲がりも終わり、5本の杉を過ぎれば、猪鹿狼寺本堂跡は直ぐに在る筈だ。 |
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13:16 細い沢を渡り、続いて木橋の敷かれた沢を渡る。(水量は少ない) |
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13:19 石の祠 スズタケを抜けると、「猪鹿狼寺(イカラジ)本堂跡」に石の祠が奉ってある。 (標高1070m) |
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この説明版には記されていないが、 獲物は、「猪」や「鹿」であったが「狼」はいなかった。 寺号の中にある「狼」の字は、猟犬として狩りに出された狼犬をねぎらったものと云われる。 |
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13:29 猪鹿狼寺本堂跡をあとにして、7〜8分で林道を横切り、次の三差路(赤川分岐)で右へ。 |
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このあと、「危険立ち入り禁止」の看板が2箇所ほどあるが、かまわず道なりに進んでいく。 危険箇所は一切なかった。 13:48 次に、林道に出たら左にとる。右は赤川登山口コースへ。 (道標は、林道側から見た案内になっているので、反転させている) |
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13:59 10分ほど林道を下っていくと、ゲートがある。 (ここでデジカメの電池切れで、数分のロスタイム) ゲートを出て車道を右にとると、直ぐ駐車場に到着。 14:07 駐車場にゴール。 往復およそ7時間36分の楽しい山行であった。 帰途、国民宿舎久住高原荘の温泉で疲れを癒す。 |
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