前障子岩

祖母山から東北東に連なる障子岩尾根は、文字通りの岩の尾根である。緒方町上畑から一気に起き上がった尾根の最初のピークが、前障子岩であり、さらに南西に1kmほど離れた今ひとつのピークが大障子岩である。
大障子岩(1451m)に登った際に、いずれは是非挑戦したいと思っていた念願の山である。
標高(1409.2m)に似合わず骨の折れるすこぶる手強い山であった。前
障子岩を最後に、祖母・傾系の代表的な山は殆ど登頂することが出来て感無量である。

アプローチ:57号線(道の駅波野)→玉来(たまらい)交叉点信号右折→三叉路左折→8号線→三叉路右折→410号線(牧口・コ田・竹田線)→三叉路右折→7号線(緒方・高千穂線)→左手に「傾山の登山口」→右手に「健男社

期日:2010年10月15日(金)     紹介先:豊後大野市役所緒方支所 0974-42-2111

            


07:30

建男社(たけおしゃ)の鳥居前にある駐車場に到着。

07:48

スタート。
鳥居の手前100m程の所に登山口がある。
簡易舗装路を道なりに上っていく。

途中、左手に登山届出ボックスがある。
用紙に記入すると、改めて気が引き締まる。

民家の横を通り過ぎると、正面に小屋?がある。

この小屋の裏側一帯が工事中のため、ここから右折して、赤色の長いテープに沿って迂回して行かねばならない。

後ろを振り向くと、傾山とその稜線に連なる三つ坊主などがよく見える。

テープを辿って行かないと、登山道に入れない。

08:08

赤の長いテープに沿って行くと、やがては通常の登山道につながる。

道標や沢山のテープが案内してくれる。

08:25

やがて進路が左向きになると、アップダウンが続き、高度を上げていく。

08:43

巨岩の間を通り抜ける。
さらに巨岩の道が続く。

09:01

巨岩の沢を渡る。

09:12

ヒメシャラの大木。
アカマツやクスノキの大木も多数見かける。
流石に深山だ。

09:21

岩場の急登が続く。

09:44

岩肌に根を張り巡らして生き抜く逞しさ。

09:56

アカマツとブナが根元で合体して成長している。

10:00

岩稜の左を巻いて、高度を上げる。
いくつもの岩稜に出会う。

10:17

ヒメシャラの倒木をくぐり抜ける。

この前後で、大きな倒木をくぐり抜けたり、跨いだりすることが数回ある。

10:28

尾根に辿り着くと、さらに急登が続く。

10:37

いくつもの急登を登り切ると、地籍図根三角点のあるピークに到着。
           

祖母山、大障子岩の展望。



ここで一休みして展望を楽しむ。

11:01

さらに進むと、急坂があり、その後はアップダウンを繰り返し、さらに高度を稼ぐ。

11:17

しばらくスズタケと原生林の道が続く。

11:40

左手に傾山が見え始める。

11:45

山頂直下に辿り着く。

この険しい岩稜を登らなければ、山頂にはたどり着けない。

左右とも断崖絶壁だ。滑り落ちたらこの世のお終い。
ロープも梯子もないので、むしろ降りるときがなおさら怖そうだ。

ここまで来て、諦めるわけにはいかない。

重たいザックを肩から下ろし、弁当と三脚、カメラを持って、へっぴり腰で登る。

(この岩稜の左を巻けば、大障子岩、祖母山への縦走路だ)

11:55

慎重に、用心深く登り詰めて、無事に「前障子岩」山頂に到着。達成感も一入、大感激!!(要:約4時間)



           


紅葉も歓迎してくれた。

細尾根のピークにはヒカゲツツジ、ミツバツツジ、シャクナゲ、ヒメコマツなどが植生している。

大障子岩、宮原、祖母山、障子岳、古祖母山・・・の縦走路。

白骨化した枯木と傾山。

山頂から、岩稜を見下ろす。

山頂に登り詰めて、にわか雨でも降ったら降りられない!

(往路、復路とも誰にも会うことはなかった。独り占めしたのは良いが、ここで滑り落ちたら、絶命だ)


12:39
下山開始

15:33
無事に駐車場に到着(要:約3時間)
(往復約7時間の楽しい、厳しい長旅であった)

帰途、竹田温泉花水月で疲れを癒す。
  
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