涼を求めて 「水俣七滝」

某雑誌に、(水俣市を流れている)水俣川の支流である湯出川上流(芦刈川)に、「水俣七滝」と呼ばれる連瀑があることが紹介してあった。
最近、夏草やスズタケの藪こぎ登山に閉口して、何とか涼を求められないものかと思っていた矢先にこのことを知り、魅力的な名にも惹かれ、早速出かけることにした。

今回は、小滝、大滝、箱滝と呼ばれる三つの滝に絞ってみたが、この他にルートがあるものは、母滝(ノレン滝)、座頭滝と呼ばれる二つの滝。
ルートがなくアプローチ出来ないものとして、唐滝、赤水滝と呼ばれる二つの滝があると云う。合わせて七滝になる。

アプローチ:湯の鶴温泉に通じる県道117号線→湯の鶴温泉入口にある芦苅橋を渡り左折→やがて未舗装道路→橋(沢)を二度渡る→左へ大きくカーブした地点が駐車スペース

期日:2009年9月26日(土)  紹介先:水俣市役所商工観光振興課 0966-61-1629



@駐車地にある道標

「小滝」のある左方向へ進む。

穏やかな登りの植林帯。

左下の芦刈川の川音を耳にしながら、10分ほど歩くと、滝の音が聞こえてくる。

A 小滝(こたき)

落差は8メートル前後だろうか。





立派な滝見台には、コンクリート製のテラスが用意してある。

小滝を離れ、道標に従って大滝へ向かう。

最近、草刈りが行われたようで歩き易い。

これだけ整備されているのに、PR不足ではないかと惜しまれる。

途中「鬼の材石」と記されている岩があったが、意味不明であった。

小滝から17分程度で「大滝」を見る。

最近の水不足で、期待した迫力を感じることは出来なかった。

落差は30mほどである。段状になった岩場を落ちている。

ズームアップすると段状になった岩場がよく分かる。

ここにも滝見台のテラスが用意してある。

次に道標に従い「箱滝」に向かうが、ここが間違いやすい。

涸れ沢(白い×印)を登るのは間違いで、
○の矢印方向に鋭角に左へ行くこと。
(夏草で踏み跡が見えにくいので要注意)

左側には、金網が張ってあるので、これに沿って行けばよい。
念のため黄色のテープを貼っておいた。

この後は、道標に従って行けばよい。

芦刈川に架かっているコンクリート製の橋を渡り、右(南)に進路を取る。

道なりに進んでいくと、案内板のあるところまで来るが、実は「箱滝」の上部である。

少し引き返して、沢まで下りないと滝を見ることは出来ない。


10m程引き返して、踏み跡を何とか見つけて沢に下る。(黄色のテープ)

ロープもないし、一つ間違うと滑って転んで痛い目に遭いそうだ。上部まで来て、引き返す人も多いのではなかろうか。

水量が少なかったので、岩を伝って何とか滝の真正面まで辿り着いたが、そうでなければ諦めて引き返したでだろう。

水量が少ないから沢まで下りれたが、それ故に今ひとつ滝の迫力を感じることが出来なかった。

左画像で分かるように、直方体の岩が積み重なった岩々の間にかかった落差5mほどの滝だ。

周囲の岩は、特徴的な方状節理でまるで「箱」のようだ。
県内外で色んな滝を見ているが、こんな滝は初めてであった。


矢印の岩の上で撮影。(滝は左側)

まるで人工的に岩が積み重ねられたように見える。


三つの滝は、それぞれ形状に特徴があって楽しませてもらったが、水量が少なくて滝特有の豪快さを味わえなかったのが惜しまれた。


               


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