三尖(みつとぎり)〜黒岳〜親父山

以前、黒岳の山頂で「三尖」への案内標識を見たときから珍しい難解な山名が気に掛かっていた。いまだに山名の由来は不明である。
登山口が親父山登山口入口のすぐ近くにあることを知り、三尖〜黒岳〜親父山の周回に挑戦することにした。
しかし昨年の11月の”猫ノ丸尾”からおよそ5ヶ月ぶり、久々の登山とあって不安を抱きながらの山歩きとなった。

アプローチ:熊本市内→大津町(R57)→高森町(R325)→「河内」三差路右折(R325)→玄武山トンネル→左手の竜泉寺(リュウセンジ)左折→道玄越の林道→四季見原(しきみばる)キャンプ場方面→「しきみばし」のある四差路。
(直進:親父山登山口へ。 右折:四季見原キャンプ場へ。 左手の「しきみばし」を渡って500mほどで三尖登山口)
  四差路の道脇に駐車できる。(07:30着 81km走行)

(竜泉寺から登山口のある「しきみばし」までのルート図はこちら)

期日:2011年4月20日(水)

紹介先:高千穂町役場 0982-73-1212

          


07:57

三尖登山口スタート。

クチヤ谷に架けられた「しきみばし」を渡って500mほどの右側、ガードレールの切れた所が三尖登山口。

 

07:59

しばらくは味気ない植林地が続く。

08:02

尾根に出ると間もなくスズタケに囲まれた登山道。
夏場は大変だろう。

08:15

4月も20日なのに残雪があるのには驚いた。

08:39

広い尾根だが、踏み後もしっかりしていて迷うことはない。

08:52

三尖山頂までには、二つのピークがあるが、最初のピークP1(1416m)から北(右)へ進路をとる。

藪の中にミツバツツジの株が見えるが開花するのは5月を待つことになるだろう。

 

09:37

二つ目のピークP2(1430m)から三尖の山頂を見る。

このピークから鞍部へ下り、再び最後のピークである三尖を目指して高度を稼がなければならない。

09:17

展望もなく、雪で覆われた三尖山頂(1417m)

(登山口から1時間20分)

5月中旬頃には、石楠花やアケボノツツジの競演を楽しめるのであろうが!


09:26

三尖山頂スタート。
黒岳を目指す。

09:34

北風の寒風に造られた樹氷。
晴天ながら風が冷たい。

小さなアップダウンを繰り返しながら穏やかに高度を上げて行く。

09:36

北方に黒岳が姿を見せてくれる。

北東には親父山。

09:41

樹氷越しに見る黒岳。

09:52

展望を楽しみ、ロープの後は岩場のピークP3(1444m)に辿り着く。

10:06

次のピークP4(1474m)から見た黒岳。石楠花も目にとまる。

10:23

更に次のピークP5(1507m)は本格的な石楠花の群生地だ。

開花時期を想像しながらシャッターを押す。

10:34

P6(1507m)のマンサク越しに見る黒岳。





10:41

GPS端末にようやく黒岳が示された。

進行方向:NW(北西)
高度:1521m

10:49

ロープのある急登を登ると、ピークP7(1549m)に辿り着く。

ピークを下り鞍部からさらに登ると山頂だ。

11:01

黒岳山頂(1578m)
(三尖より約1時間35分)

西側にある岩の上から五ヵ所、三秀台方面が開けている。



11:25 
黒岳山頂から親父山に向けてスタート。

11:33

親父山への稜線を進むと、左に祖母山の北谷登山口への分岐がある。




11:41

ピークP8(1551m)から見えた祖母山。

開花待つ石楠花の硬い小さな蕾



11:48

ピークを過ぎるとこのルートで最大の難所。

凍り付いた岸壁を下るには、このロープがないと立ち往生しなければならない。

3〜4分後にもさらに下りのロープがある。

12:02

開花にはまだまだのバイケイソウ。

12:22

下った後、穏やかな登りの先には、親父山メインの登山道。

親父山は左折して直ぐだ。

12:25

親父山山頂(1644.0m)
黒岳よりおよそ1時間。



北東間近に障子岳(1703m)

北方の祖母山(1756.4m)

祖母山と障子岳の間には、大障子岩前障子岩がかすかに重なって見える。(鳥瞰図参照)
親父山山頂を独り占めにして、ひなたぼっこをしながら弁当を食べ、十分休憩する。


13:16

復路は親父山メインルートをとらず、今回初めて四季見原に通じるルートを経由して登山口を目指すことにした。(GPSトラック参照)

13:45

このルートは、尾根筋のアップダウンがほとんどなく下り一辺倒の登山道であった。

アケボノツツジや石楠花の開花前だけに面白みに欠ける。

13:50

1526mピークにある大岩。
13:51

ピークの先に四季見原との分岐を示す立派な道標がある。
ここの尾根を西(右)にとる。

この辺りもアケボノツツジや石楠花の群生があった。

満開の頃を想像しながらひたすら黙々と下って行く。
14:36

やがて尾根は南に向きを変え、ミツバツツジの林を抜けると、親父山メインルートに出る。
ここを左に取り、登山口へ辿る。

逆にメインルートからこの分岐を探すのは分かりにくい。
その場合、四差路から12〜3分程進み、道幅が広くなった右手の、小さな石が積まれている所を見失いなわないよう要注意。ケルンというには余りにも小さな石積みだ。

14:51

左側のしきみばしを渡り、スタート地点に戻る。

(親父山から1時間35分、全行程で約5時間30分)
山頂での休憩時間は入ってない。その分グラフ断面図と差異がある

老体で5ヶ月ぶりの登山であったが、何とか達成できて嬉しく思う。

        


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