小 川 岳(1542.1m) |
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かって九州脊梁山地には、高低差が少ない稜線伝いを利用した長大な交易路があったという。その一つが霧立越(きったちごし)である。 阿蘇郡蘇陽町馬見原から宮崎県の鞍岡を経て向坂山、白岩山などを伝い椎葉村へ至る熊本・宮崎県境の尾根道である。 小川岳はその霧立越に連なる高峰で、黒峰〜向坂山をつなぐ稜線の中間に位置している。 アプローチ:熊本市内国道3号線→266号線→445号線→国道218号線を高千穂方面へ→カーナビをセットして「清流館」(〒861-3845山都町緑川1047 TEL:0967-82-3311)を目指すとわかり易い。 清流館の手前にある林道を左折して、舞岳集落を抜けていくと左手に登山口の案内板がありここを左折。約1kmほどで駐車スペースのある登山口に到着する。 今回は登山口まで遠距離のため、山都町の旅館(川萬屋)に前泊(9月18日火曜) 期日:2007年9月19日(水) 紹介先:山都町役場清和総合支所 0967-82-2111 |
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9月19日水曜 07:45 スタート 左手に登山者名簿ボックスがある登山口広場。 ススキを刈り取った跡が白く見える。 |
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作業道を進んでいくと、右手に獣よけと思われる網と電柵が張り巡らされている。 向こうに見える「作業小屋」を過ぎた左側に道標のない!登山口がある |
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左側に犬小屋らしきものがある。 ここを左手に登る。この登山口を確信するのに手間取った。 念のため木に黄色のテープを巻いておく。 10mほど登って、田畑に引くための水道用の太いビリールパイプを敷いた狭い作業道を右へ進む。 |
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08:16 右下の谷の音を聞きながら自然林を登っていくと、次第に斜度を増して植林帯に入る。 |
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08:38 標高900m付近からスズタケが覆い被さるような道が続く。 |
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08:43 「山想の泉」への分岐。右手に下ると浅い谷間から水が湧き出ていた。 この分岐を左へ登る。 このコースは、平成10年に清流館館長・山林業の奈須昇さんや熊本市の永谷誠一さん(元アウトドアショップ山想会長)らの努力で開通している。 このコースが開通するまでは、熊本県側から山頂へ登る道はなかった。 |
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08:45 狭い広場に出ると黒峰別れだ。 左へ行くと「黒峰」 右へとって小川岳へ向かう。 |
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09:07 ブナやカエデの大木が多い。 |
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09:32 1372mピークを過ぎて、 一旦鞍部に出て少し登った所に「山頂まで930m」の道標がある。 |
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09:34 樹間を通して小川岳が見え始めた。 目的の山容が見えると嬉しいものだ。 |
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09:42 小川岳へ705mとある。 |
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09:58 石楠花の小群落がある。 |
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10:02 スズタケの密集地帯には閉口した。 |
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10:16 凡そ2時間半で山頂に到着。 落葉樹に囲まれた山頂から展望はない。 しかしこの山頂を独り占めできるのは楽しい。 往路、復路ともに誰一人会うことはなかった。 車のなかった時代の人は、こんな脊梁山地を交易路として行き来していたことを思うと感慨深い。 |
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山頂から南西方向は向坂山へ続く。、 旅館(川萬屋)で用意してくれた弁当を美味しくいただく。涼しい風が心地よい。 |
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11:00 下山開始。 12:35 登山口到着(要1時間35分) 帰路は445号線の近くにある「みふね観音温泉華ほたる」に立ち寄る。 夏場の山には草やススキ、スズタケが繁り、”藪漕ぎ”を余儀なくされる。 帰って二日後あたりから顔や首筋が草負けして、痒みを伴い赤く腫れあがってしまった。我慢しきれず皮膚科へ行く始末。 |
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