親父山 〜 黒岳


「親父山」は宮崎県高千穂町にあり、独立峰ではなく祖母・傾系の主稜線上の障子岳から西に張り出した尾根上のピークにある。
登山ルートで分かるように障子岳は北方の祖母山と東方の古祖母山を結ぶ稜線上にある。

当初、親父山から障子岳・天狗岩方面へ行く予定だったが、親父山から障子岳への急坂に残雪が凍っており危険を避けて西方の黒岳に変更した。
(天候が良くアイゼンを車に置いたままだった。やはりこの季節は常にアイゼンを携行すべきだ)

アプローチ:熊本市内→大津町(R57)→高森町(R325)→「河内」右折→玄武山トンネル→左手の竜泉寺(リュウセンジ)左折→道玄越の林道→四季見原(シキミバル)キャンプ場方面→四季見原キャンプ場との分岐点→直進して親父山林道→右手に2〜3台の駐車スペース。(これから先は林道が崩壊して車は行けない。)

期日:2006年2月24日   紹介先:高千穂町役場 0982-73-1212    
                    


駐車してから少し歩くと、親父山林道は無惨に崩壊しており、改造車でもなければ通れない。

(登山ルート参照)

突き当たり左手に広場があり、沢に降りたところにようやく「親父山」の登山口らしき道標を見つけて安堵する。

木橋のある最初の沢を渡り、この後5,6回は沢を渡るが、危険はない。

沢から離れると、原生林に挟まれたさわやかな登山道が続く。

山頂まで登山道は良く整備されており、迷うところもない。

少しは急斜面もあるが、そう長続きはしないし、スズタケもヤブコギするほどではない。

この道標を左に見て、そのまま直進するとすぐに「親父山」山頂だ。

左へ行けば黒岳を経て、祖母山の登山口である「北谷登山口」

後で黒岳へ向かうことになる。

登山口から1時間半程度で「親父山」山頂(1644m)到着。

ひと昔前まで、この付近一帯が原生林であった頃、熊が棲みついていて障子岳には「熊の杜」が祀られているという。
「親父」は熊の愛称と知って頷ける。

          

間近に見える「障子岳」には登れなかった。この「障子岳」から「大障子」や「障子岩」を見るのを楽しみにしていたのに残念至極。

天候が良いから登山道に残雪が凍結しているとは思いもよらなかった。

右手矢印は「傾山

東に見る台地状のピークをもつ「古祖母山」は美しい。

北西には枝越しに「祖母山

親父山から「障子岳」に通じるこの急坂は、残雪が凍結している。
少し下ってみたが、初心者の私にはアイゼンがなくては危ない。

先ほどの「黒岳・北谷登山口」の道標の所に戻り、「黒岳」を目指すことにする。

祖母山が青空に映える。

背丈ほどの”石楠花”が可憐な蕾を付けて開花の準備をしていた。


       

道なりに直進して「黒岳」へ。

右をとれば祖母山の登山口である「北谷登山口」へ。



ロープのあるこの急坂を登れば視界が広がる。

「親父山」

登った山が写せるときは嬉しいものだ。
折角登った山でも撮れない事がある。

西の方を遠望すると、阿蘇の山並みをかすかに確認できたが、雲に遮られて画像にならない。

黒岩がいくつか立ちはだかっていた。「黒岳」の命名が頷ける。
巨岩を左に回り込めば山頂だ。
     
40分ほどで狭い「黒岳:1578m」山頂到着

三尖(みつとぎり)への案内板が見える。
この三尖山を経て登山口に帰るルートがあると聞いていたが、次回の楽しみに残し往路を帰ることにする。


おにぎりを食べて休憩後「親父山」分岐点まで戻る。

懐かしい「北谷登山口」をズームアップ出来た。

足下には春の準備をしているイワカガミの葉っぱが目映い。

下山途中「黒岳」が確認できた。
巨岩もよく見える。

静かに風格を漂わせる原生林。

帰路林道脇で見た竜ヶ岩の滝(タツガイワノタキ)

上野川の上流、親父山の原生林の一角にある50mの二段の滝。
紅葉の頃はさぞ美しいだろう。

この後は高千穂温泉に向かう・・・。


          



     
      
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