障子ヶ岳・黒岩山(裏英彦山)

英彦山と言えば北岳、中岳、南岳に象徴されるが、その南側周辺には、いくつかの山が潜んでいると言う意味で、これらの山やそのルートを裏英彦山と名づけているよう思われる。
今回は、汐井川を挟んで英彦山の南西に位置する「障子ヶ岳:948m」と「黒岩岳:878m」に挑戦した。

アプローチ:熊本市内→九州自動車道:植木インター→大分自動車道:杷木インター→R386:「杷木」交叉点左折→R52:「塔の元」左折→R211:「小石原」直進→R500:「しゃくなげ荘」右折→大南林道:駐車場 (要:約2時間、129km走行)

期日:2010年10月11日(月):体育の日     紹介先:添田町役場 0947-82-1231

              


R500を別所駐車場へ行く途中、しゃくなげ荘のある三差路(湯山バス停)から右折して、大南(おおみなみ)林道に入る。

間もなく、幅員が急に狭くなる手前の右手に広い駐車場がある。
(左手高台には新築された建物)

08:06
スタート

08:15
左手の英彦山大権現社の鳥居前を通過。

08:22
玉屋神社入り口にある鳥居。

この鳥居を左に見て、ほんの少し先の右手に「汐井川」への下降点がある。


   

  右手の杉の木に黄色の道標がある。

沢に降りて、左手にある壊れた古い木橋を見て、滑らないよう十分注意して対岸に渡る。
(増水すれば渡れないと思う)

この辺りは「多聞峡」と呼ばれている。

08:35
対岸に渡って、しばらく進むと薄暗い杉林の中に多聞峡キャンプ場の荒れ果てた姿を見る。


この道は、昔、英彦山で修行する行者が峰入りするのに使ったと伝えられている「峰入り古道」の一つである。
かっては英彦山と宝珠山村を結ぶ交易の場、生活の道でもあったと云う。

(今回は、この「峰入り古道」と大南林道が交わる”岳滅鬼山入り口”まで行くことになる)

途中、沢を数回渡るが、ペンキ、テープなどの標識があるから心強い。

08:49

小さなケルンもあちこちにあって道しるべになっている。

途中、高度を上げながら自然林に変わるが、”古道”だけあって石ころが多く歩きづらい。

08:59
再び植林に変わり、斜面を登ると平坦な所に出た。

間伐作業中の看板が掛けてある。
ここが、黒岩山への取り付き点である。

往路はここへ下ってくるが、取りあえずそのまま直進して、岳滅鬼山入り口を目指す。

09:16

さらに高度を上げながら植林と自然林の中を進む。

09:25
急登を一登りすると、岳滅鬼山入口のある大南林道に飛び出た。


10分ほど休んだ後、ここを右に取り、障子ヶ岳へ。

(その後、再びここに戻り黒岩山を目指す)


10:00
途中、四駆の改造車でなければ走行できないような荒れた林道を辿って、草木ヶ峠と呼ばれる「障子ヶ岳登山口」に到着。

そのまま直進すれば、深倉園地へ。

ヒノキの植林地を尾根沿いに急登する。

10:14
リョウブの多い急斜面を登りきると、周囲は全て自然林に変わる。

10:22
アセビ、ハイノキなどが目に入る。
石楠花も少し見る。

時折、鳴き声とともに鹿の走る姿も見る。


   足元にはミヤマシキミ

10:28
その後は、穏やかなアップダウンの稜線歩きになり、間もなく山頂だ。

10:31
障子ヶ岳山頂(948m)
スタート地点から2時間25分。

山頂は、樹林に囲まれた平坦な小広場で、展望はまったくない。

(地形図を見ると、700mほど西方に三角点が示されている)



10:48
下山開始。

11:07
障子ヶ岳登山口に到着。

11:30
大南林道を、岳滅鬼山入り口まで戻る。

11:40
そのまま大南林道を北に進むと、左手に黒岩山登山口(取り付き点)がある。

但し、特に道標はないので要注意。

いきなり植林帯の急登から始まる。

11:48

必死に急登を登ると目前に岩稜が現れた。
(岩稜は樹林に囲まれ撮影できない)

ザックを下し、注意深くよじ登り、岩稜の上に立つことができた。


岩稜の上からの展望。
北側に横たわる英彦山。

ズームすると英彦山神社が見える。







岩稜の横には、どデカイ赤松が天を突いている。

11:57

岩稜から降りてさらに進むと、再びデカイ岩稜が顔を出した。

登れそうにないので、さらに進む。

12:07

一旦高度を下げて、自然林の稜線を進む。

12:10
すぐに急登になるが、間もなく山頂だ。


12:14
黒岩山山頂(878m)
(登山口からわずか34分)

自然林に囲まれた狭い山頂で、残念ながら展望は望めない。


ここで昼食をとり、ゆっくり休憩。

12:42
下山開始。

12:45
稜線を進んで、北端にある岩稜へ向かう。



2分ほどで岩稜に辿り着くが、登れそうになく、左(南)にとって下っていく。

植林はジグザグの急坂であるが、テープを頼りに下ればよい。

13:07
往路で通過した、黒岩山取りつき点に無事戻る。

(黒岩山山頂から25分)

この後は、往路をそのまま、駐車場へ向かう。


13:42
無事にスタート地点に戻る。
(往復所要時間:5時間36分)

すぐ先にある、しゃくなげ荘(0947-85-0123)で汗を流す。
  
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