立花山・松尾山・白岳・三日月山 |
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福岡市東区・新宮町・久山町の境界にある立花山は、玄界灘側から眺めると、山頂がラクダのコブのように見える。最も高いところが主峰の井槽山(立花山)で、西に松尾山と白岳(しらたけ)が連なり、その他、下原側に2峰(大ツブラ、コツブラ)、新宮側に2峰(大一足、子一足)の計七つの峰があり、総称して立花山塊と云われている。 古くから海路、陸路の目印とされていたと云う。立花城があった山頂には、石垣や古井戸が残っている。中腹から山頂にかけて特別天然記念物に指定されているクスノキの原始林が広がり、格好のハイキングコースである。 (立花山の起源) 何れも既に登っているが、今回は南方にある三日月山と合わせて縦走を試みた。(GPSトラック参照) アプローチ:九州自動車道「福岡IC」→R201を飯塚方面→R35(筑紫古賀線)を古賀方面→大谷左折→R540(山田新宮線)→立花口(立花山登山口)108km走行。 期日:2010年3月12日 紹介先:福岡市観光コンベンション課 092-711-4331 @駐車場〜立花山〜三日月山 A立花山〜松尾山〜白岳 B白岳〜松尾山〜立花山〜大クス C大クス〜駐車場 D全行程 |
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08:00 立花口にある駐車場に到着。 山の案内版でこんな立派なものは珍しい。 地元の皆さんの立花山に対する強い思い入れを感じる。 |
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08:20 駐車場スタート。 R540(山田新宮線)の立花口から道標に従って路地に入ると、右手に立花氏ゆかりの梅岳寺を見る。 |
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T字路から左折して進むと、石垣に書かれた大きな案内文字に出会う。 ここを左折。 |
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直ぐに出会う三差路を右折して、左右にみかん園の広がる簡易舗装路を進む。 |
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08:32 登山口 迷うことがない親切な道標が有り難い。 (左手に東屋風の休憩所がある) |
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08:40 登山口から樹林に入り、小さな渓流沿いに登って行く。 ナギの大樹を右に見ると、道は渓流と離れて左に大きく曲がる。 (暖地の山地に自生し、大木では高さ25m、直径1.5mにもなると云う) |
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08:48 次第にクスノキの大木が現れる。 |
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08:57 よく整備された歩きやすい道は、岩壁(屏風岩)の前で左右に分かれる。 ここを右に取り、立花山へ向かう。 直進すれば、大クスのある樟原始林へ入る。 (復路でここから原始林へ向かう) |
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09:01 山腹を巻くように登って行くと、立花城の古井戸の道標。 取り敢えず右にとって覗きに行ったが、崖崩れと倒木に阻まれて行き止まりになっていた。山頂へ向かう。 |
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09:05 間もなく左手に「夫婦の杉」が仲良く天を突いている。 09:11 松尾山・白岳縦走路を右に見て、そのまま進めば立花山の山頂だ。 (三日月山から立花山に戻って、ここから松尾山、白岳へ) |
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09:13 立花山山頂(367.1m) 立花城本丸の跡地は平坦で十分な広さがある。 立花城は戦国時代、博多をにらむ重要な軍事拠点として、本城を初め松尾山、白岳にも城砦が築かれていたと云う。 山頂付近には、僅かながら城の石垣跡も残っている。 |
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福岡市街と「海の中道」に抱かれた博多湾の展望。 09:18 山頂の奥(三角点の石柱のある所)から南へ一気に下り、三日月山へ足を伸ばす。 (山頂の中央付近から下る道は、ゆるやかコース。三日月山から戻って来るとき、このコースを辿る) |
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09:35 四差路を直進して、三日月山へ向かう。 (立花口は、大クスへ通じている) |
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09:48 逞しいクスノキの根っこ。 三日月山の山頂直下で、再び下原からの道と出会い(三日月霊園の案内板)、わずかに登ると、山頂だ。 |
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09:52 草原状の広い山頂は360度の展望が開けている。 立花山と同じく、海側の展望が優れている。 背振山地、宝満山、三郡山、若杉山などが見えるが、霞んでカメラには収まらない 。 ここまでのGPSトラック@ |
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北方には、立花山塊が並んでいる。 |
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南方に、長谷ダムに続く三日月湖。 10:14 展望を楽しんで、立花山へ引き返す。 |
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10:47 再び立花山到着 立花山から南方の三日月山を望む。 樹木のない草原状の山頂がよく見える。 |
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11:03 立花山から南西に下り、松尾山・白岳へ向かう。 11:10 往路で分けた、松尾・白岳分岐を左に下ると樹間に松尾山が姿を見せる。 |
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11:13 左手にある「石垣の跡」の案内板に従ってのぞき込む。 |
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その後直ぐに下原分岐を左に見て直進すると、間もなく松尾山に辿り着く。 |
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11:21 平坦な松尾山山頂(342m) 視界は、北西の玄界灘だけだ。 11:28 松尾山からさらに西方の白岳へ向かう。 |
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11:38 白岳山頂。 松尾山から10分で到着。 道の両側にロープが張られ、カノコソウの開花を待っている。 ここまでのGPSトラックA |
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回りは松尾山と同じく樹木で覆われている。 北西の樹間から玄界灘を望む。 11:58 松尾山へ向かう。 12:10 松尾山着。 12:11 松尾山から縦走路分岐に戻り、更に大クス分岐へ向かう。 |
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12:33 大クス分岐から原始林に向かう途中にある分岐。 ここからでも三日月山へ通じている。 直進して樟原始林へ。 |
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12:35 直ぐ先の左手には、往路に使う「修験坊の滝」への分岐。 (復路、修験坊の滝から駐車場へ戻る) |
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12:36 原始林にため息をつく。 このクスは、周囲4.6m 樹27.0m |
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何れも大きくてカメラに収まらない。 |
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幹周:785cm 樹:30m 樹齢推定:300歳以上 ここまでのGPSトラックB | |
圧倒的な樟の巨樹に感嘆しきり。 神秘的なエネルギー感受し、自然の偉大さに畏敬の念を抱きつつこの場を離れる。 13:09 「修験坊の滝」の案内に従うが、それらしきものを確認できないで、駐車場に到着。 ここまでのGPSトラックC 5時間近い楽しいハイキングであった 帰途、久し振りにトリアス久山の「徒然の湯」で汗を流した。 15年前に比べると、老朽化して客足も遠のいていた。 |
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