大船山(今水〜東尾根ルート)

大船山(たいせんざん)は3度目である。九重山群の中で久住山と人気を二分するのが大船山である。豊後国史によれば大きな舟がひっくり返ったような山容からこの名があるという。

資料によれば、九重山群では唯一の成層火山で、頂上近くに御池、米窪、段原の三つの噴火口を持つ複式火山である。
この山頂一帯を彩るのが、初夏に咲く国指定天然記念物のミヤマキリシマである。また、秋の紅葉を堪能する登山者も多い。この時季ミヤマキリシマも紅葉も縁遠いものであったが、ただ登るだけでも満足できる懐深い山であった。今回は、今水登山口から東尾根を経て柳ケ水へ周回してみた。

アプローチ:熊本市内(06:00)→R57→R339(北外輪・大津線)→R12(阿蘇・スカイライン)→R45(阿蘇公園・菊池線)→R11(ヤマナミハイウエイ:別府・一の宮線)→(瀬の本交叉点右折)R442→(牧ノ元交叉点左折)広域農道→道なりに直進→(岳麓寺前を直進)→(黒岳・大船山の案内板を右に見てそのまま直進→黒岳・大船山と山野城跡の案内道標を左折→今水登山口駐車場(08:00)  
民宿くじら(0974−77−2424)をカーナビにセットすれば参考になる》

期日:2007年11月25日  紹介先:竹田市役所久住総合支所 0974-76-1111

                    


08:30

駐車場を出発。北方に黒岳

 広域農道から左折するときの道標

08:39

取り付き点

左手に黒岳・大船山への道標。
(直進すれば上峠方面

急斜面ではあるが、ジグザグな道で歩きやすい。

09:10

ガラン台分岐
ここは、そのまま直進して、風穴方面へ。
左へ行けば、ガラン台の牧野道終点へ


09:15

溶岩と自然林の中にある道を進む。

単独行には、有り難い道標。


09:22

自然林の中の巨岩にも感動を覚える。

赤字で ”山好” ”こっち” ! 愉快だ。



09:36

今水分岐
左へ行けば、柳ケ水を経て岳麓寺へ。

道標の方向が少しずれている。そのまま道なりに行けばいい。




09:46

東尾根取り付き点。
(前セリと云われるところ)

尾根に出たら、直ぐ道が二分する。
ここは左にとって大船山へ向かう。

右側は、風穴・黒岳方面へ。

10:14

高度が上がり、霜柱を踏みながらウツギ帯を進む。




10:17

ウツギ帯を抜けると、ススキと灌木の広場に出る。

正面には、大船山が待っている。

北には黒岳。

10:22

東尾根の道には、テープも沢山巻いてあり迷うことはない。

高度を上げていくと、鳥居窪の草原が左下に見えてくる。

南南西を遠望すると、祖母・傾系の山稜が雲に浮かんでいる。

10:51

再びウツギ帯に入り、高度を上げていく。
先方に険しい岩稜が見え始める。

11:07

岩稜帯になり、岩や根っこを掴みながら急登を稼ぐ。

11:33

このような岩のピークを四つ程、右に左に巻いて高度を稼ぐ。最もしんどい場面だ。

11:40

最後の大岩の横を通り抜けると、ようやく御池を見ることが出来た。
一面氷で覆われている。

11:44

懐かしの大船山山頂を独り占め。
歩き始めておよそ3時間15分を要した。
山頂に立った瞬間に疲れが吹っ飛ぶから不思議なものだ。(右遠方に湧蓋山



お気に入りの三俣山

九重連峰のやまなみ。

北大船山と平治岳



12:25
抜群の大展望を満喫して下山開始。

ミヤマキリシマの群落を縫って南東へ下山し始める。

山頂を振り返ると、青空があくまで透き通って見える。

13:26

岳麓寺の道標を確認して、ひたすら下る。

13:34
岡藩主(三代目)の中川久清である入山公の墓への分岐。

入山公は大船山をこよなく愛し、在任中に何度も登ったと云う。

立ち寄らずそのまま岳麓寺方面へ進む。



14:11

柳ケ水分岐

ここは「今水分岐」を目指して左に取り「風穴・黒岳方面」へ。

(方向が不安なときは、地形図とコンパスが役に立つ)




14:28

今水方面への抜け道らしき道標もあるが、ここは迷わず直進する。





14:34

往路で通った「今水分岐」に到着。
安堵して今水登山口を目指す。

15:20

駐車場に到着。山頂より2時間55分。

往復6時間10分の長旅が、無事に終わったことに感謝しなければならない。



帰途は、「レゾネイトクラブくじゅう」の温泉
「紅殻之湯」(べんがらのゆ)で疲れを癒す。

グラフ断面図         


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