高千穂峰(高千穂河原ルート) |
昨日(10/13)は韓国岳・獅子戸岳・新燃岳・中岳を縦走したが、今日は高千穂峰(1574.0m) 高千穂峰は霧島連峰の南東部に位置し、韓国岳(1700.1m)に次ぐ高峰であり、信仰の山として広く知られている霊峰である。 山頂には天孫降臨で有名な天の逆鉾が鎮座している。神が降臨したという神話と伝説の山である。 期日:2002年10月14日 紹介先:高千穂河原ビジターセンター 0995-57-0940 |
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昨日に引き続き天候に恵まれて、09:45にホテルを出発。途中、昼の弁当などを買い求めて高千穂河原(980m)へ向かう。 霧島屋久国立公園 |
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10:40登山開始。 鳥居をくぐって、白砂利を敷き詰めてある道から古宮址の右手を抜けて石畳の自然歩道を登る。 泥土の上とは違いこの石畳の階段ははキツイ。 (大正初年まで御鉢の噴火が続き、霧島神宮社殿は焼失して現在は鳥居だけが残っている。) |
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やがて石畳は途切れて木立は低くなり、さらに歩きにくい石ころの道が続く。 |
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赤ガレの滑りやすい急坂を御鉢(1420m・火口跡)を目指して登る。 天候に恵まれた休日とあって子供ずれの姿もあった。大人より子供が身軽で早い。 こんなガレ場は油断大敵、登りでさえ滑りやすい。 |
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時折雲がかかって視界が悪くなる。 |
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11:50頃「御鉢」に到着。 火口底にはいくつかの”落書き”が見える。 こんな険しい火口壁を降りて落書きできる人物が羨ましい。相当の経験者でないと出来ない技である。「KING」という字が読める。 |
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御鉢の火口壁と、まだまだ遠い高千穂峰。 |
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火口を右に見て「馬ノ背」といわれる火口縁を歩き、高千穂峰に近づいたと思ったら、このあと峰との鞍部へ下ることになる。 |
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ズームアップして見ると、御鉢と峰の鞍部から頂上を目指す人影が見える。 |
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ガラ場から足場の悪い急な登りになり、むき出しの溶岩崖を通過すると、眼前に山頂が見える。 |
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鞍部から頂上を目指す人たち。御鉢の「馬ノ背」から下る道も見える 傾斜はさほどのことはないが、固い溶岩の上に砂利を敷いたような滑り易いザレ場を注意深く一歩一歩踏みしめて登らなければならない。 何度も怖い思いをしたものだ。(下りが思いやられる!!)。 |
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12:50 高千穂峰山頂に到着。 (所要時間2時間10分) 山頂からの展望は遮る物がなく360度の大パノラマであるが、雲の流れが速く遠方の山は特定しにくい。 |
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天孫降臨の象徴である「天の逆鉾」が天を仰いでいる。 |
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天孫降臨の神話の山らしく、風にひるがえる日章旗が印象深い。 山頂山小屋(売店)には、管理人が常駐していて宿泊できるという。 |
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手前から「中岳」・「新燃岳」・「韓国岳」などを確認できる。 13:55下山開始。 |
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案の定「下り」は何度も滑りそうになり、私にとって大変な行程であった。 登山者の中には、登山靴でさえ滑り易いザレ場であるのに、運動靴で登っている人を見かけた。 時には立ち往生する人もいて、気の毒だ。 |
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15:45高千穂河原到着。 (下山時間:1時間50分) 高千穂峰がなだらかに見える。 |
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ズームアップして見た高千穂峰。 |
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ここには、大型駐車場や美化センター、ビジターセンターなどがあり、多くの来訪者で賑っている。 |
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道路脇で今回はじめて見た野生の鹿である。 数頭いたが、動物園で見るのと違い毛並みの艶もよく、野性味溢れる生き生きした目が印象的である。 この後白鳥温泉(下湯)で疲れを癒して帰途につく。 |
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