由布岳(お鉢めぐり)

阿蘇くじゅう国立公園内にあり、大分県の湯布院町と別府市の境に位置する。トロイデ型の死火山で、裾野を長く引いた山容から、豊後富士の名で呼ばれ、日本屈指の温泉リゾート湯布院のシンボルでもある。

山頂は東西二峰に別れ、最高点(1583.5m)は西の岳にある。その間にウバコウジと呼ばれる浅い火口跡がありお鉢めぐりが出来る。

また由布・鶴見火山群の盟主でもあり、その秀麗な山容はどこから眺めてもよく目立つ存在である。
登山口は、正面(南)登山口、東登山口、西登山口の三つがよく知られているが、正面登山口からその秀麗な山容を正面に見ながら登ることにした。(登山ルート参照)

アプローチ:熊本市内→R57→R339(ミルクロード)→R12(菊池阿蘇スカイライン)→R45→R11(やまなみハイウエイ)→狭霧台→由布岳正面登山口(約2時間30分、110km)

期日:2007年10月22日  紹介先:由布市役所湯布院庁舎 0977-84-3111

         高度グラフ    


07:25

進行方向左手(北側)に登山口があり、右手に広い駐車場がある。





トイレ、休憩舎、公衆電話ボックスなどがある。

08:05

正面登山口を出発。
草原を一直線に進むと20分位で柵に出くわす。
柵を開けて進むと、トイレの先に分岐があり、右は日向岳自然観察路だ。左をとる。

08:27

ミズナラ、リョウブ、カエデ、ヤマボウシなどの自然林が紅葉を待っている。ここから合野越(ごうやごえ)を目指す。
08:54
左の涸れ沢に沿って進むと、ヒノキ林から樹林帯に変わり、登り切ると合野越(ごうやごえ)に着く。

ここは、西登山口岳本ルートとの合流地でもある。

南に見える草山は、飯盛ケ城だ。


08:56

合野越を過ぎると、ヤシャブ、アセビなどの潅木帯の中に続くジグザグの登山道を登っていく。

所々に標高が示されている。ちなみに、登山口は780mである。



09:21

見晴らしの良い草斜面になると、由布盆地の眺めが開け、九重連峰や涌蓋山が遠望できる。

09:30

南方を見下ろすと
「飯盛ヶ城:イモリガジョウ:1067m」の草山。

昔、山城があり山名もそれに由来するとか。

10:15 マタエ(二又)に到着。要2時間10分。
荒々しい西峰が待ち構えている。

マタエ(1470m)は東西の峰を分ける鞍部だ。眼前窪地にはウバコウジと呼ばれる噴火口跡があり、その火口壁にはミヤマキリシマやノリウツギが覆っている。ここで一休み。


10:22

マタエの草むらにザックを置いて西峰を目指す。

「障子戸」と云われる熔岩壁の急登に書かれた黄色いペンキの案内に従って、鎖を頼りに慎重に登る。スリル満点だ。

10:33

由布岳西峰(1583.5m) 一等三角点

真っ青な空が広がっており、展望抜群。
南北に細長い山頂だ。



鶴見岳

祖母傾山系の山々が遠望できる。

九重連峰の遠望。

10分ほどこの展望を満喫して、山頂北側を下って、お鉢巡りをして東峰を目指す。

10:50

降りてきた西峰を振り返る。

西峰山頂から北方(画像右側)へ下って来た。

11:00

岩稜や岸壁を慎重に乗り越える。
(画像の左から右方向へ。左下はお鉢の窪地)

ノリウツギなどが密生している窪地を覗くと吸い込まれそうで怖い。


11:15

振り返ると、後続の登山者(赤矢印)も苦労しているようだ。

降雨、強風、視界不良などの悪天候のときは中止すべきであろう。

先方を覗くと目指す東峰の山頂が見える。

左の東峰側と右の西峰側の間に涌蓋山が見える。

画像の湧蓋山山頂にマウスを乗せると手形が表示されます。クリックしてみて下さい。

別府湾が確認できる。

11:25

鞍部になると東峰山頂が間近に見え始める。

左は東登山口へ。手前は西峰への分岐。



急坂が続く。

11:34

西峰からお鉢を巡りおよそ1時間で東峰山頂に到着。青空が美しい。

10分ほど展望を楽しみマタエに戻る。




11:45

東峰を振り返ると、若人が巨岩上で記念写真。

私にはあの岩に登る勇気も技もない。

11:57
ザックを置いていたマタエに戻る。

マタエの草叢で昼食をとりながら撮った西峰山頂と青空。

12:23
往路を取って下山開始

13:47
無事下山

帰途「ゆふいん 七色の風」で温泉。




 

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