緩木山・越敷岳

祖母・傾の縦走には未だ手が届かないが、その超ミニ版とでも云える?緩木山(ゆるぎさん:1046.0m)から越敷岳(こしきだけ:1061m)への縦走を試みた。(GPSトラック参照)

大分県竹田市の南西に位置するこの二峰は、共に祖母山から派生した支尾根のピークで、越敷岳は熊本県との境をなしている。

アプローチ:熊本市内(05:30)→R57(竹田市)玉来(タマライ)郵便局前右折→R8(竹田・五ヶ瀬線)五カ所方面へ→緩木山神社案内版左折→緩木神社前→大規模林道を横切る→登山届けボックス(07:20) 1時間20分、85.5km走行 

期日:2008年4月20日(日)   紹介先:竹田市役所 0974-63-1111

               


07:20

揺木神社前を通り過ぎると、大規模林道に出会う。
すぐ右手に案内板や登山届けボックスがある。

(コンクリ舗装の)林道(作業道)を直進する。


50mほど走ると、三叉路があり緩木山と越敷岳の分岐点がある。

復路は、ここがゴール地点になるので、林道道脇に駐車。

@07:48 緩木山の登山口に向かってスタート。
道なりに作業道を登って行く。


A08:07登山口(取り付き点)

右手に砂防堤が見え、左角に緩木山の案内板を確認して、左折する。

08:10

急坂を登り詰めると、右手に砂防堤が見え、舗装が終わり杉の植林帯の中に入っていく。
ここから本格的に登山道が始まる。

赤い目印に従い、ガレ石の道を進む。

B 08:23 分岐点を右にとる。
 山頂まで1053mの古い道標があり、急登が始まる。


08:42

小さな標識や小さなケルンを目印にしながら進む。

C08:44 T字路になっている石塔分岐から右折して、
D2〜3分で石塔へ。

どうしてこんな山の上に石堂を置いたのか??

E08:49 元宮分岐から左折して、
F2〜3分で緩木神社の元宮(奥の院)が祀ってある小広場へ。

祠を注意深く見ると「緩木 元宮」と刻印してある。

G08:59

Eの元宮分岐に戻って登り返し、「山頂まで422m」と記された標識に従い左へ進む。

09:05
巨岩の左下をくぐり抜け、緩い坂道を上り詰めると、視界が開け、ようやく尾根に出ることが出来た。

H09:14 越敷岳の分岐点から左折してひと登りすれば、

I09:18 「緩木山」山頂。
スタートして1時間30分で到着。

三等三角点のある山頂広場には、ブナ、カエデ、ミズナラなどの新芽が萌えて清々しい。
独り占めするのは勿体ない、贅沢な気がする。

展望は余りよくないが、樹間の南方には「祖母山」が遠望できる。

山頂で20分程休憩して、一旦分岐まで戻り、越敷岳を目指す。

10:08
緩いアップダウンを繰り返す中、
左手に見える大障子岩

10:10

この縦走路では、アケボノツツジを堪能できると聞いていたが、この時期に会えるとは思わなかった。

青空に咲き誇る姿は、そよ風に揺られると、鮮やかなピンクの蝶が舞っているようだ。

10:15
新緑も素晴らしい。

10:25

純白のアセビの花も素晴らしい。

快適な縦走路。

1060mピークを(10:16頃)通過して、30分足らずで
J10:44 祖母山分岐。
右にとって、越敷岳を目指す。

ここから左折すれば、神原(こうら)分岐、千間平、国観峠を経て祖母山に至る。

青空の下、快適な縦走路が始まる。

10:50

縦走路の向こう(西の方)に霞んだ阿蘇山。


1136mピークを(10:53頃)通過して、

K11:04
測量棒の立っている1106.8mピーク(四等三角点)で一休み。

11:16
目指す越敷岳山頂が見える。
この辺りにも数カ所でアケボノツツジが清々しい顔を見せてくれる。

11:30 1022mピークを通過して、

L11:36 三叉路分岐点を直進する。
テッペンまで20分 285mと記されている。

復路は、右方から下って来て、ここを左折することになる。

M高森町津留への分岐点を右にとって進むと、

私のカメラには収まらないでっかい岩峰が立ちはだかっている。この上が越敷岳の山頂だ。

この巨岩の左右に道がある。
左は、「山賊岩屋経由山頂」
右は、「御神水経由山頂」と書いてある。


取り敢えず、右の道を選んでみる。

「この御神水は知恵の授かる水といわれています」とあるが、溜まり水でとても飲めそうにないので、知恵の授けを諦めた。




急坂の右方には、
人手の届かないアケボノツツジが凛と咲いている。

急登を登り切って

N11:53 「越敷岳山頂」到着。
緩木山から2時間35分。


山頂は絶壁の上で、下を覗くと目が眩みそうである。
展望は素晴らしい。
祠の中になぜか埴輪が鎮座していた!?



西方間近に見える「群山」1043.2m
阿蘇山が遠望される。

古い地形図には、この郡山が越敷岳となっているが、現在は修正されている。

緩木山からの稜線を振り返る。

前障子(障子岩):1409.2m
大障子(岩):1451m

山頂で30分ほど、展望と”おにぎり”を味わい、

12:30 岩屋コースから下山開始。

下り始めてすぐ右手上に祠が二つ祀ってあり、小越敷岳という標識があった。

更にロープを頼りに急坂を下ると、岩屋がある。
昔、山賊が使った岩屋であろうか?



Lの分岐点に戻り、ゴールを目指す。
樹林の中をひたすら急降下する。急な箇所には、ロープも張ってある。

O13:04
やがて、「善悪を試す挟み岩」がある。

大きな岩が二つに割れていて、その間隙が道のようになっている。
この岩壁を通れたら善人で、通れなかったら悪人であろうか。狭くて通れそうにもない。

殆どの人間は悪人と云うのだろうか!?

尾根から絶壁の横をロープを頼りに下ると、洞窟がある。

P13:07 御聖堂

「緩木山高源寺開祖永壽法印御修行の地」と書いてある。信仰の山であったことが伺える。



13:15
更に急な道を下って行くと、ケルンの中に小さな仏像が祀ってある。

ケルンが先か、仏像が先か。ふと考えた。

Q13:21 明神の滝

道から少し離れていたので、ズームで覗いたが水量が少ない。
さらに下りが続くが、「泣き坂」とある。このルートを登りにしたら大変だ。


でっかい赤松を見上げて下ると、

13:30 「仙人枕」が横たわっている。

人間の手で加工されたのではないかと思うくらい、大きな長い岩だ。
傍らに「テッペンまで1052m」とある。


R13:34 越敷岳登山口(1)

仙人枕のすぐ下に登山口があり、右折して林道を下る。



S13:43 越敷岳登山口(2)

コンクリ舗装の林道を道なりに下ると、左手に二つ目の登山口があった。

登山口(1)から右をとって林道を下らずに、直進すると、ここの登山口(2)に出てくると思う。

砂防堤を構築するために、至る所にコンクリ舗装の作業道が造成され、登山道が分断されたようだ。



@ゴール 14:05

越敷岳登山口(1)から作業道を紆余曲折して30分ほど下り、ゴール地点に到着。

スタートして6時間17分の楽しい山行であった。


帰途、「岡城天然温泉”月のしずく”」で汗を流して帰る。


             
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