坊ガツルの地名の由来と法華院温泉

坊ガツルは、平治岳・大船山・白口岳・三俣山などの山々に囲まれた、東西約500m、南北2kmの湿原で、標高は約1200m。中央部を鳴子川が南北に蛇行しており、かっては一部が湖であったらしい。

川のある湿原、平坦地を地元では「ツル」とよんでいる。湿性植物の宝庫で、ミズゴケやスゲ類、ノハナショウブなどが、また乾燥地ではアセビやノリウツギなどが群生している。
その「坊ガツル」から南西へ10分のところに”法華院温泉”がある。標高1303mで、九州では最高所に位置する温泉である。中世には「法華院白水寺」が建ち、修行僧たちが修法に励んだという。
現在の
法華院温泉山荘は、当時の弘蔵坊(こうぞうぼう)である。「坊」とは寺院をいう。ちなみに、山荘当主の弘蔵岳久氏は第26代院主にあたる。
    
                        フルカラー特選ガイド(34) ”九重・祖母・大崩を歩く” (山と渓谷社)より抜粋

 坊ガツル賛歌


白口岳山頂から見た坊ガツル全景(平治岳の右側手前は北大船山)


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