鹿 嵐 山(かならせやま)


鹿嵐山は、大分県北部の本耶馬溪町と院内町にまたがる山で、雄岳(本峰:758.1m)と雌岳(730m)からなる双耳峰である。(登山ルート参照)

読み方の難しい山名もさることながら、奇岩・怪石が見られるということで登頂意欲を駆り立てられた。特に北尾根の「地蔵峠の景」と呼ばれる景観は”万里の長城”の名前がつくほどであると云う。

また毎年4月下旬には山開きとシャクナゲ鑑賞登山が院内町主催で行われ、当日は特別バスまで運行されるという。


アプローチ:熊本市内(5時20分)→九州自動車道「植木インター」→鳥栖ジャンク→大分自動車道→「玖珠インター」→国道387号線(宇佐方面)→円座を左折(円座中津線664号線)→鹿嵐山第一登山口用駐車場(7時55分)

期日:2007年10月13日(土)   紹介先:宇佐市役所院内支所0978-42-5111

              


07:50

円座中津線664号線から見た鹿嵐山。

左側:雌岳(730m)
右側:鹿嵐山:雄岳(758.1m)

07:55

熊本市内からおよそ165km(2時間35分)で駐車場につく。(小野川内

平成17年に新たに案内板や駐車場が作られた時の記念碑。


08:33

駐車場から道路に戻るとすぐ先に鹿嵐山第一登山口がある。このほか登山口は、「中央」「第二」とある。

左側の土手を降りると、地蔵様が鎮座している。
安全祈願していよいよ出発だ。
左手に流れる高並川に架かった橋を渡る。

08:59

最初はヒノキ林が続く。展望はないが、登山道は明確で歩きやすい。緩やかな登り一辺倒である。

山頂までの距離を示した立て札が100m刻みに設置してあり有難い。

09:14

ヒノキ林が潅木に変わると、シャクナゲが現れる。

鑑賞登山が毎年開催されるほどにシャクナゲが尾根に行くまで群生している。


09:15

あちこちに木の名札が設置してある。

鹿嵐山を大事に思う地元の皆さんの気持ちが伝わってくる。

09:42

宇佐郡「竹の子アマチュア無線クラブ」の有志が設置した案内板が至るところに見える。

前方が開けてくると「鹿嵐山」雌岳はすぐだ。

09:43

「鹿嵐山」雌岳山頂(730m)

北方が開けて、平坦な狭い山頂には石の祠が鎮座している。

北方に見える八面山。

山頂で一休みして雄岳に向かう。

10:00

雌岳山頂をあとにして、潅木の中を下ると、鞍部にたどり着く。

鞍部には、中央登山口に行く分岐点の標識がある。このまま西方へ直進する。


10:10

鞍部からの登りはだんだんきつくなる。
山頂まであと5分。

10:15

1時間40分程度で一等三角点のある
雄岳(鹿嵐山)に到着。





北側には、八面山や宇佐方面の街並が微かに見える。

南方には、由布岳が遠望できる。

11:00

日当たり良好の山頂で、早めのお昼を取りながら景観を楽しみ、地蔵峠に向かう。

11:07

雄岳から地蔵峠に向かう下り道は、かなりの急坂で足場も悪く至るところにロープが用意してある。

11:15

逆コースで登る人は大変だ。

11:30

この辺りは、本耶馬溪町だ。
因みに、名勝「耶馬溪」の名付け親は頼山陽であるとか。

11:32

坂道をゆっくり用心深く下って、潅木帯を抜けたところで後ろを振り返ると、雄岳が見える。

11:44

潅木が低くなり、奇岩・怪石が見えてくる。

傾いて落ちそうで落ちない岩!!

耶馬溪特有の景観に見惚れる。

12:03

地蔵峠へ向かう馬の背は、誰が名付けたか「万里の長城」と呼ばれ、この両脇は絶壁の深い谷だ。

雨でも降れば怖くて進めないこのやせ尾根を用心深く歩く。

気を許すと下はまさしく”千尋の谷”である。

万里の長城からこの景観を楽しむには、必ず足を止めてからでないと危険だ。

ここからの素晴らしい景観を「地蔵峠の景」という。
なるほど「万里の長城」の名がついたことが納得できる。

振り返ると雄岳の奥に雌岳が見える。

12:11

万里の長城を下ると、第二登山口と地蔵峠の分岐がある。

先ずはそのまま直進して地蔵峠へ。


12:15

小屋には、「峠地蔵三昧堂」とあり、中にはハンモッグが下げてある。

6畳ほどの畳が敷いてあり、寝泊りできて避難小屋にもなりそうだ。




お地蔵さまを拝んで第二登山口への分岐点に戻る。

12:38

第二登山口(田ノ平)を確認して、664号線に沿って第一登山口へ戻る。(13:00)

次回は、紅葉かシャクナゲの時季を選びたいものだ。

帰途、安心院町(あじむまち)温泉センターに入り、家路に着く。


          

     
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