揺岳(ゆるぎだけ)祇園山(ぎおんやま)

(2010年)6月9日に俵山(谷コース)に登って以来、およそ四ヶ月の間、休眠状態!!であった。梅雨やその直後の猛暑が、いずれも例年になく長引いた。そして一気に秋が到来した。気づけば登山シーズンである。

長いブランクだったので相当に足腰が鈍っている。紅葉には未だ早いが、初めて登る山で、しかも現在の体力と体調に相応しい山として選んだのが、五ヶ瀬町(宮崎県)にある”揺岳”(1335.2m)と”祇園山”(1307.1m)である。

登山口の標高は1020m程度、標高差は共に300m程度、二座の往復は合計4時間程度であり復活戦!!には最善の山であった。


アプローチ:熊本市内→R57 阿蘇大橋→R325 高森→R265 馬見原→R218 五ヶ瀬町役場→赤谷トンネル→R503→坂本→大石越林道→大石越登山口(1時間50分、84km走行)

期日:2010年10月6日(水)     紹介先:五ヶ瀬町役場 0982-82-1700
 
           


06:37 大石越到着。

前方の左右に駐車場とトイレがある。

案内板に、ここ大石越(峠)は、西南戦争のおり、薩軍が布陣した古戦場だったことが詳しく記されている。

案内板の手前100m程の所に電柱とミラーがある。
ここが揺岳の登山口だ。

07:18 先ず「揺岳」に向かう。

大石越林道から未舗装の林道に入る。

07:22

少し進んで振り返ると、青空の下に祇園山が見える。

07:23

道標を見て左に入っていく。

(ここさえ間違わなければ、山頂まで迷うところはない)

07:28

ヒノキの植林帯の急登をジグザグに10分ほど登る。

07:34

ヒメシャラの大木に出会い、やがて自然林の尾根に取り付く。。

07:49

スズタケの急登を登りきって、倒木を跨ぐと平地に辿る。


07:54

ロープに助けられて急登を登る。

07:58

1218mのピーク。
この辺りから、尾根道は東の方に向かう。

08:00

緩いアップダウンを繰り返して進むと、見事なブナの大木が元気をくれた。

ここから緩い下りを進むと鞍部に出る。
鞍部の左側には、上大石への分岐がある。

08:22

鞍部から山頂へ急登が続く。

長く張られたロープは山頂直下まで付けられている。

一帯には、アケボノツツジ、シャクナゲ、ヒメシャラ、カエデ、ドウダンツツジなどが多く、春の花は見応えがあろう。
これからの紅葉も期待できそうだ。
08:31(要1時間13分)
「揺岳」山頂。

(地殻の隆起か地震で揺れ動いたのであろうか、”揺岳”とは珍しい山名である)

およそ5坪ほどであろう山頂は、周囲を灌木で覆われているが、東と南は展望がある。

  

山頂に設置されている寒暖計は10度を示していた。流石に秋を感じる。

とんがり山の二上山の奥には、長大な祖母・傾山系の稜線を見る。


09:04 

独り占めの山頂で30分以上佇み、下山開始。

09:56
祇園山の登山口に到着し、一休みする。

10:13
二峰目の祇園山を目指し、土手に仕切られたステップを登り始める。
(道標には祇園山へ2kmとある)

土手のすぐ上に、”祇園山”の山名の由来が詳しく記された案内板が立てられている。

(平家物語の冒頭の一節<祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり>に由来しているようだ)
また祇園山は、山中から数億年前のクサリサンゴや三葉虫などの化石を産出し、九州最古の山としても有名だ。

10:16

登り始めると、植林と灌木交じりの一直線の急登が北西に続いている。

10:27

厳しい直登が終わり、標高が1140m(GPSの測定値)あたりから向きをほぼ北に変える。
山道はしっかりしており危険を感じることはない。

10:36

巨大な赤松に出会う平地には、西側に展望が開けている。

10:46

再びロープが張られた急登になる。

10:52

さらに進むと、東側の展望の良いピークに辿り着く(展望台)

とんがり山の二上山。奥には、長大な祖母・傾山系の稜線が見える。

10:57

展望を楽しみ、さらに進むと、再びロープが張られた急登が続く。

10:59

目指す祇園山が眼前に現れた。

11:03

祇園山のシンボルであろうか、「天狗岩」

灌木がその雄姿を半減させている。

天狗岩の左を巻いて、山頂を目指す。

11:06

GPS端末を覗く。

標高:1287m 進行方向:W(西)
山頂まであと一息だ。

(前もって入力した予定ルートと、足跡(軌跡)が示されている。この軌跡(トラック)をパソコンに送信し、カシミール3D上で加工したのが、

 
 
  

として表示してある。

11:09

祇園山山頂に到着(要:56分)

山頂は広く、西側を除けば展望が開けている。

周囲にはシャクナゲ、ミズナラ、ドウダンツツジ、カエデ、リョウブなどが多い。
紅葉の時期には圧巻であろう。

北側の彼方、雲の下に阿蘇連峰を確認できた。

東側に間近に見えるのは、とんがり山の二上山だ。
奥には祖母・傾山系の長大な稜線が連なっている。

山頂からの素晴らしい展望を独り占めして、心ゆくまで堪能出来たことに感謝しなければならない。
一人広げた弁当も格別に美味しい。
11:52 下山開始。
12:30 登山口到着(要38分)

帰途、「ごかせ温泉森の宿・木地屋」の温泉を楽しむ。500円
0982−82−1115

グラフ断面図            
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送