倉木山(大分県)

倉木山は由布岳の南方、由布市湯布院町に位置している。山頂(1160m)には、三角点はない。少し北方にあるピーク(1154.9m)に三角点が設置してある。

予てから倉木山山頂から見る由布岳は”抜群に素晴らしい”と聞いていたので、天気の良いこの日を選んで訪ねたのだが・・・。

また花の季節になれば、ソバナコオニユリヒロハトラノオナンバンギセルアソノコギリソウキツリフネクサフジ・・・・・など花の楽園とも言われているが次の機会を楽しみにしておこう。

蛇足ながら、倉木山と呼ばれる山は、この他にも大分県竹田市(923m)、熊本県蘇陽町(578m)、岡山県(457m)にそれぞれあるが、湯布院町にあるこの山が一番高いようだ。

アプローチ:やまなみハイウエイの狭霧台展望所から由布岳正面登山口の方へ向かう。途中、右手にある舗装された雨乞林道に入る。舗装が途切れてから2〜3分もすると、左手に駐車スペースがある。(詳細はこちら)


期日:2011年5月16日(月)

紹介先:由布市湯布院庁舎 0977−84−3111

           


08:40 駐車地到着。

(舗装が途切れてから2〜3分もすると、左手に駐車スペースがある)

09:07 スタート

右側の電柱の直ぐ先が牧野道入口



入口にある小さな道標「倉喜山」

振り返れば、北東に聳える由布岳。

倉木山から展望できる由布岳を楽しみに登ろう。

09:11

舗装されている牧野道は、牧場関係者の専用道路だ。



左側の広い草原は季節を迎えれば、花畑になると云う。


牧野道の左手正面には、目指す倉木山が横たわっている。

09:17

牧野道の終点右側が登山口。


09:18

クヌギやミズナラの清々しい登山道を登って行く。

09:20

すぐに分岐点に達する。

直進は、山麓コース。
左折は、急登コース。
いずれも1時間10分と示されている。

左折して急登コースを辿ることにする。

地形図が示すように、尾根を南に直登する。

09:23

ミズナラやクヌギなど、清々しい新緑に囲まれた登山道を気持ちよく登って行く。

間もなく尾根に辿り着く。

09:30

花には恵まれないが、自然林と山肌からエネルギーをもらえる山歩きは楽しい。

09:37

しかしその山道は、黒土の滑りやすい急登になる。

09:55

黒土の急登の次はスズタケが待ち構えていた。

スズタケの藪こぎが延々と続く。

09:57

踏み後を目と足の感覚で確認しながら、時にはスズタケにすがりながら急登しなければならない。

しかし、振り返ると由布岳と鶴見岳、内山が遠くから励ましてくれる。

残念なことに少しガスってきた。

10:02

ようやく目指す倉木山の稜線が見え始めた。

潜って行くようなスズタケの藪こぎで、右目を少し痛めたようだ。

こんな時にはゴーグルが必要だ。
私の今までの経験では最もひどい藪こぎになった。

10:15

登り詰めるとスズタケで囲まれた小広場に到着。

三角点のある1154.9mのピークだ。

(倉木山西頂上と(しる)されている)

ピークから見る由布岳は霞んでいる。

10:20

ピークから一旦下って倉木山山頂を目指すが、見渡す限りスズタケが続いている。

ウンザリするが、ここが一踏ん張りのしどころだ。

10:23

鞍部から由布岳を背にしたピークを振り返る。

10:25

山麓コースと急登コースの合流地点に辿り着く。

山頂は左折すれば直ぐにある。

10:27

倉木山の最高点(1160m)
(駐車地からおよそ1時間20分)


後方は霞んで見える由布岳と鶴見岳。



南方には城ケ岳(1168m)

城ケ岳の東には

黒岩山(1106m)
雨乞岳(1074m)
高場山(724m)

霞の彼方に九重連峰。


ガスがかかって期待した由布岳の雄姿は見れなかった。

それでも一人展望を楽しみながら、早めの昼食を軽めにとる。


11:12

山頂をスタートして、山麓コースを復路とする。

11:15

直登コースとの分岐を通過して西方へ下って行く。

往路とは違って、スズタケが進路を阻むことがない気持の良い山道だ。

この辺りは、時期を得れば花の多い所だろう。

11:17

倉木山山頂を振り返る。

山麓コースは新緑に囲まれた快適な下りだ。

11:21

ここで右に鋭角に曲がり北へ進路を変える。(GPSトラック参照)

11:35

山道は良く整備され、迷うところは一切ない。

植林地をジグザグに下る。

11:45

進路が東に変わると、由布岳が姿を見せてくれる。

霞んでなければと思うと残念だ。

由布岳南方の草山は飯盛ケ城
(イモリガジョウ)
11:47

直登コースとは天と地の違いで快適な山麓コースだ。

12:00
この後、急登コースとの分岐を通過して駐車地に到着。
(山頂からおよそ40分、往復3時間)

帰途、温泉「七色の風」で疲れを癒す。TEL 0977-84-3333



こんな由布岳が見たかった。
2007年10月22日 由布岳正面登山口から撮る。
           


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