女岳~子岳~ツームシ山
   ~孫岳~鞍岳

鞍岳には何度も登っているが、今回は女岳~子岳~ツームシ山~孫岳~鞍岳(雄岳)の周回ルートを辿ってみた。梅雨時の晴れ間をぬっての、久しぶりの山行であった。
森林コースでは、一部今までとは全く違うコースを辿ることができたし、女岳への直登にも、二つ目のコースを発見できて楽しい一日になった。
鞍岳・ツームシ山はいずれも阿蘇山より古い火山で、北外輪山では代表的な山岳と云われている。また、女岳、雄岳、子岳、孫岳などの山名が連なっているのも面白い


アプローチ:R57(菊陽バイパス)→R325菊池方面→「道の駅旭志」→「伊坂」信号(右側・ジョイフル)右折→「四季の里旭志」や「鞍岳」への案内板を確認しながら登山口へ。

期日:2011年6月25日(土)

紹介先:菊池市役所旭志総合支所 ☎0968-37-3111

            


07:11
登山口(森林コース)スタート。





緩やかな杉の植林地を登って行く。

いつもの涸谷沿いを辿っていると、登山口から6分後、道をふさぐように倒木が2~3本置いてある。
(大雨で崩壊地でもあるのだろうか?)

左のほうへ行くように案内してあるのかと思い、左折する。初めての登山道だ。

従前の涸谷沿いと違い、歩きやすく快適だ。

しばらくすると、左手の沢音を聞きながら登る。


07:33

初めてのコースと所謂「森林コース」との合流点。

林道を横切って、森林コースを辿る。

07:37
いつもの森林コース沿いにある女岳分岐。

右をとって女岳へ向かえば相当の直登が待ち構えている。

一昨日までの雨後を考えて、ここは直進して鞍岳(雄岳)方面へ。

07:40

植林事業の記念碑を右に見て。


07:46

今まで見たことのないケルンがデンと構えている。
赤いテープもあり、明らかに何処かに通じる分岐点と思われる。

案内は一切ないが興味が湧いてしまい、未知の登山道に挑戦することにした。

恐らく女岳への別ルートであろうと予感する。



08:23

自然林に囲まれた登山道を辿っていくと、ロープのある急登が始まる。

梅雨時期ではあるが、二日続きの晴天で山道はすっかり乾き、滑ることはなかった。


08:41

ロープのある急登が延々と続く。

08:44

ロープのある急登が終わると、鞍岳(雄岳)が顔を見せた。

以前辿った女岳ルートとは違う、別ルートを経験出来て嬉しい。

08:54

馬酔木林に囲まれた笹道を気持ちよく辿る。

鞍岳山頂付近全体に馬酔木が多い。

09:00

予想通り、見覚えのある女岳のソーラーパネルの脇にたどり着いた。


09:02

女岳(1090m)山頂。
雄岳(鞍岳)は目と鼻の先。
(偶然にも涌蓋山(わいたさん)が撮れていた)


山頂は、東西に長い平原だ。

この女岳と鞍岳を結ぶ山道の中間に鞍部がある。

山頂の東方から阿蘇連峰の雄姿を望む。

手前には子岳が待っている。

遥か北東には、九重連峰。

(左端に涌蓋山も)



09:04

女岳の東端から、子岳に向かって急坂を下り始める。
    
09:08

馬酔木(アセビ)の林を下り、三叉路を右にとって行くと、再び子岳が間近に見える。
(三叉路を左にとれば、鞍岳へ)





09:23

平原状の子岳(1050m)山頂。
遠方には阿蘇連峰。

母岳?(女岳)よりも40m低い。

振り返ると、女岳と雄岳(鞍岳)。

ここから見ると、雄岳(右)と女岳(左)を分ける鞍部の形は、なるほど馬の鞍に似ている。
”鞍岳”山名の由来を納得。
坂上田村麻呂が命名したと云われている)

09:33

次は、あのツームシ山へ行くのだ。

先ほどの三叉路を直進して、雄岳の方へ向かう。
遊歩道の分岐には、至る所に道標があり迷うような所は一切ない。


「ツームシ」は、
熊本の方言の甲虫、黄金虫、玉虫、あるいはマタギ用語の食べ物、またアイヌ語など、諸説があり定かではないようだ。

09:47

雄岳と女岳の鞍部(広場)の東隅にある道標を見て、右へ。

    
09:50

三叉路を右にとり、ツームシ山へ。

復路では、ここに戻って馬頭観音の方へ行く。

およそ5分もすると、三叉路があり右をとって「花コース」を辿る。
時期がずれて、花には縁がなかった。
(直進すれば、通常のコース)

更におよそ15分後に通常コースに合流する。

10:38

急登を登りきると、三角点のあるツームシ山に辿り着く。
標高1060m、子岳から1時間5分。

後方は、子岳と鞍岳。


ツームシ山から見た根子岳高岳



10:56

次は、北方間近に見える「孫岳」を目指す。




山頂から急坂を下って鞍部へ。

草原状の山道には開花を待つバイケイソウの群落がある。





草叢を凝視すると、シモツケソウとシライトソウを発見。


11:05

鞍部から見上げた孫岳

11:12
草原状の孫岳山頂 標高1030m

ツームシ山から34分。

南方に見えるツームシ山。

11:17
孫岳をスタートし、ツームシ山へ。


11:31ツームシ山。
11:40ツームシ山スタート。
12:15馬頭観音への分岐を右へ
12:18鞍岳への急登取りつき。


ここには、「直登危険」と記されているが大丈夫。

12:24
鞍岳山頂(1118.6m)

360度の展望であるが、雲が厚く広がって祖母・傾までは特定できない



  ロープで大事に囲まれている三角点

女岳。



阿蘇山。

12:52
鞍岳をスタートし、森林コースで下山開始。

13:05
馬頭観音分岐を左へ。
13:17
女岳への分岐(ケルンのある所)
13:53
従前の女岳への分岐。


14:11 
登山口到着。

          


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